【日記】今期、Bリーグにハマった初心者の感想
Bリーグに興味を持ったきっかけはこの投稿がTwitterのおすすめ欄に流れてきたことだ。
さすがはプロの漫画家さん。話には引き込まれて容易くBリーグに興味が湧いた。
自分が生まれ育った愛知県は小学生高学年がクラブ活動とは別に部活動をするという他県には無いらしい文化で、小学生の頃にミニバス部に所属していたことと黒子のバスケを読んでいたのでバスケの大まかなルールは知っている。
前職は派遣社員として愛知県内のBリーグチームの親会社で働いていたので、社内でチームのポスターやらを毎日見かけて「プロの男子バスケのリーグがある」という事は知っていた。
が、しかし。
7年前の自分はさほど興味を惹かれなかった。
理由は野球観戦にハマっていた事と身近にBリーグファンはおらず、スポーツ観戦トークするにしても話題に上がらなかったことが大きい。
そんな状況の中、Twitterに流れてきた漫画で興味を持った自分は、とりあえず間近に地上波でBリーグチャンピョンシップの放送があるのを知り、録画して見た。
野球でいう日本シリーズだ。
観客の盛り上がりも凄かったし、ハイペースな試合展開がとても新鮮に感じて、Bリーグのことを簡単に調べた。
5月が終わるとシーズンオフで10月から次のレギュラーシーズンに入る事、サッカーのように3ランクに分けられてたくさんのチームがある事と9月に愛知県のB1の4チームが集まってプレ大会(愛知セントラルカップ2024、以後ACC表記)が行われるという事を知り
「ほーん、野球でいうオープン戦みたいなのが名古屋でやるんや。現地観戦の空気感知るにはもってこいじゃん」
という軽い気持ちでどんなチームが戦うかもわかっていない決勝戦の3階席のチケットを取ったのが、沼への入り口だったんだろう。
Bリーグに興味を持ってから3ヶ月半ほどが経ち、ACC会場の名古屋市にあるドルフィンズアリーナへやってきた。
3階席でこの距離感の近さはバグでは???????
ていうか、最前列の距離感ほんとおかしくない???
スポーツの現地観戦は野球しか経験がない自分にとっては野球の最前よりエグいコートサイド最前列の距離感に驚きを隠せなかった。
とりあえず現地観戦の空気を知って面白そうなら、野球のオフシーズンの楽しみとしてバスケのレギュラーシーズンも愛知で開催される試合なら観に行くか〜レベルのノリで前提条件ACCが面白かったらBリーグのチームも調べようというと考えていたので出場するチームのことも何も調べなかった。
シーホース三河のチーム名だけは知ってる。
選手はわからん!あとの3チームは何もわからん!
という状況で始まった試合は刈谷市を本拠地とするシーホース三河と豊橋市を本拠地とする三遠ネオフェニックス。
奇しくも三河勢同士の対決。
チケットを買うときに空いてる安い席でいいや〜と取った席は三遠サイド側でオフェンス時に聞こえてくる応援は「フェーニックス!」という声に溢れていた。
三遠の得点が決まれば周りの観客は喜び、逆に三河に得点されると「あぁー!」と声をあげている。
それも試合展開が早いから喜びと落胆の声が忙しなく聞こえるので、それも面白く思ってしまった。
周りの観客の声は基本的に応援かプレーの感想だし、ファールや選手交代のタイミングで試合が一時的に止まっても、ヤジが飛ばないことに驚いた。
野球の阪神戦、阪神ファン多めの席に行くと「わしらは勝ち試合見に来たんじゃ!」「チケット代の元取れてねーぞ!」なんておじさんのヤジが聞こえる事はしょっちゅうだし、阪神の打者に死球が当たろうものなら「なにしてくれとんねん、われぇ!」という怒声すら聞こえる。(それを楽しみたくてあえて阪神ファンの多いとこ座ってるまである)
そういう罵詈雑言が聞こえなかった。
フリースローの時のブーイングとシュートが決まらないと「決めてくれヨォ!」という残念そうなぼやきが聞こえる程度で、ファンの民度…!という謎の感動すら覚えた。
たまたまその試合だけかと思ったが、ACC以降も何度か現地観戦をしたが、今のところそういうヤジ飛ばし客に遭遇していない。
フリースロー時のブーイングは様式美のようなものという認識なので、嫌悪感は特にない。
現地観戦して思ったのは、テレビで見る以上に試合展開が早い。攻守が一瞬で変わることもあるのが面白い。
ダンクシュートやスリーポイントシュートで会場を盛り上げる選手たちの中、目に留まったのは190cmや200cm台の大柄な選手の中で一際、小柄に見えたPG…シーホース三河の長野誠史選手だ。
体格差では圧倒的に不利なところを緩急のあるスピードで三遠の大柄な選手をかわして翻弄している姿に惹かれた。
会場で声には出さなかったが、ぶっちゃけACC会場で応援していたのは長野選手である。
試合結果は三遠ネオフェニックスの勝利で終わったが、現地の空気感は十分に楽しめた。
それならば5月に見た漫画に出てきた篠山竜青選手を生で見てみようではないか。できれば迫力のあるプレーをもっと間近で見てみたいと思う。
川崎ブレイブサンダースの公式サイトの試合日程のページで愛知で開催される一番近い日を探したら、名古屋ダイヤモンドドルフィンズのホーム開幕戦だった。チケット販売中でチケット販売サイトへ行くとなんと、良席があった。
完全にACC会場の熱気に当てられて買ったと言っても過言ではない。
ACCから約1ヶ月後、またドルフィンズアリーナに足を運んだ。
コートサイド2列目がリセールされてたんだ!!!
いや、まじで選手ちっっっっっっかい!!!バスケ選手でっけぇ!!!!!迫力すごい!!!!!
なんかもう名古屋Dがやりたいことやれてて、川崎のしたい事全部上手くいってないな?!?!?
と思っているうちに川崎は大差をつけられ負けたが、川崎の試合のチケットを取ってからYouTubeで川崎の動画を見ていた結果、川崎ブレイブサンダースというチームを応援したい気持ちが生まれた。
なによりロウルが可愛い。
マスコットが可愛いのは強すぎる。
拙者、可愛いマスコット(キャラ)大好き侍ゆえ……(愛知4チームのマスコットは刺さらなかった模様)
という謎の言い訳も挟みつつ、川崎を応援することに決めた。
生まれも育ちも今もなお愛知県民なうえ、しがない非正規雇用なので川崎ホーム戦への遠征はお財布事情的に難しく、愛知で開催される試合だけでも応援しようと決めてドルフィンズアリーナ、豊橋市総合体育館、刈谷市体育館と応援しにいった。
川崎の試合、現地は全敗中だが今季は変革期であることとポイントゲッターだった中心選手が引退した直後であることを考えれば致し方ない。
自分は今シーズンの川崎ブレイブサンダースしか知らないし、野球では万年Bクラス状態の中日ドラゴンズ推してるので、むしろ負けてようが気にしてないところもある。
バスケ観戦初心者が愛知県内の3つの会場を訪れて思ったのは会場ごとに毛色が違いすぎるということ。
野球は県外のドーム遠征も行ったが、どこもこんなものよな〜くらいで違和感を感じた事はないが、バスケはホームチームの特色を全面に押し出してくるスタイル極まれり。
試合前やハーフタイムのMCの盛り上げ方が良いと思ったのはドルフィンズアリーナ。
会場の盛り上げ役のホームMCがプロのアーティスト。純粋に場の盛り上げ方が上手い。アウェーチームのブースターも巻き込んで声出しをさせて会場全体を盛り上げるのは流石の一言に尽きる。
試合前の東西に分かれての声出しの「ダイヤモンド」「ドルフィンズ」に乗っかってしまいそうだ。川崎の応援グッズ持って明らかに川崎ブースターの格好でアウェー側にいるのに。
応援楽しむためだけに、対川崎ではない名古屋Dの試合見に行くのも悪くはないのかもしれない。そうすると何が増えるって推しが増える。確実に(大変ちょろいオタク気質)
今、Bリーグ選手の推しTOP3聞かれると
1位 篠山竜青選手(川崎)
2位 長野誠史選手(三河)
3位 マシュー・ライト選手(川崎)
である。
背番号7番選手が推しになる運命の星でもあるのかってくらいの共通点面白すぎるやろ。
(マシュー・ライト選手、古巣の京都時代の背番号7番)
マスコットの推しは断然ロウルさんです。
ロウル可愛いよロウル
そんな感じで24-25シーズンからBリーグにハマったオタクは現地観戦が楽しすぎてバスケットライブの映像じゃ満足できない体になってしまいました。(座席からの視点でプレーを眺めるのが楽しい)
私が大富豪だったならばファンクラブに加入して毎試合現地観戦したであろうくらいには好きになりましたバスケ観戦。
遠征貯金始めて、いつか川崎のホームアリーナの良い席で川崎の試合を見るのが夢です。
あと唯一と言って良いくらいには全国区ニュースのスポーツコーナーで試合結果が流れる2人の日本代表が所属する千葉ジェッツ戦もどこかで現地観戦したいと思っている。