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【その他】大分国際車いすマラソンでのこと

 大分県が声高く誇れるものとして,大分国際車いすマラソンの存在があります。

 1964年の東京パラリンピック大会の団長で,我が国の障がい者就労の礎とも称される太陽の家(別府市)の創設者の中村裕医師の尽力により,「世界初」の車いす単独のマラソン大会として,1981年に誕生しました。「国際」という名称があらわすように,世界各国の一流選手が出場し,現在の世界記録だけでなく,更新前の世界記録もこの大会で生み出されています。

 私(工藤)は,本学に赴任以来,毎年,学生有志とともに松尾健次選手の応援にかけつけています。かつて,松尾選手と私は,勤務先は違いましたが,ともに佐賀県唐津市で福祉の仕事に従事し,昼は協働して地域の福祉の発展のために汗を流し,夜は流した汗を補うべく頻繁に食事に出かけるなど,とても親しくしていました。

 今年の大会は11月17日(日)に開催されました。同伴した学生は全員が初観戦で,事前の想像を遥かに超えるレースの迫力に圧倒されつつ,駆け抜けるすべての選手に喉がかれるまで声援をおくっていました。
 今回はレース観戦だけでなく,大会前々日に松尾選手との食事会を催し,そこにおいても大いに盛り上がりました。高校生のみなさんも本学に入学し,一緒に観戦しませんか?

 障がい福祉は社会福祉の大切な分野です。大分という地で社会福祉に取り組むことの意味の重さを、あらためて実感した一日でした。 

松尾健次選手と共に
「応援団」の面々

(社会福祉実践コース 講師 工藤修一)


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