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最後の1人になってやる

 「フェニックスから魚谷さんと東城さんがいなくなる」

 正直驚きはそんなに無かった。
 
 明らかに他チームより遅い契約更改や、SNSでのよからぬ噂。

 当たり前な話だが波音立たずに契約が行われているのであればこういったイレギュラーな事態になるわけなどないのだから。

 とはいえ心中穏やかではない。

 少し感情的な内容になってしまってるかもしれないですが、許していただきたいです。

・まず最初に

 今回の契約更改を報せを受けて、真っ先に僕は魚谷さんと東城さんに感謝を述べたいです。

 お二方とも、フェニックスのために粉骨砕身の覚悟で闘っていただいて本当にありがとうございました。

 頭が上がらないとはまさにこの事です。

 僕は魚谷さんと東城さんに、麻雀を通して「魂を込める」素晴らしさを教わりました。

 この感動は死ぬまで忘れません。

 本当にありがとうございました。


・なぜいなくなるのか?

 この記事が世に出る時にはまだ、ご両名の自由契約の理由は明らかになっていません。

 「なぜドラ1で成績も残していた魚谷さんが?」
 「東城さんなんか伸び盛りじゃないか」

 様々な意見が飛び交ってるのをSNSで拝見しました。

 中でも有力視されてるのが、最高位戦のスポンサーにセガサミーが加わった事により、チーム内を最高位戦で固めたいのではないかというものでした。

 これが本当なら、大人の事情満載ですね。
 
 フェニックスサポのみならずMリーグファン、もっと大きく言えば麻雀ファンの方々も納得いく内容ではないのかもしれません。

 ただ、僕はそんな事を言い訳にしてはいけないと思います。

 酷いたらればかもしれませんが、もし昨シーズン優勝していたら、こういった決断には至らなかったかもしれません。

 結果は変わらずとも、少なくともこの去就の判断がもっと難しいものにはできたと思います。

 そう考えれば考えるほどフェニックスサポーターの一員として、言葉にできないほどの情けなさが襲ってきます。

 ファンとして応援が足りなかったばかりに、こういう結果を招いてしまった。

 そして

 「フェニックスのみんなにシャーレを掲げてもらう事ができなかった」

 この事実がこうなった理由の全てだと僕は思います。 
 

 ・敗北とフェニックス

 思えばいつもこうなんです。

 和久津さんにも誠一さんにも、そして魚谷さんにも東城さんにも。

 フェニックスの一員としてシャーレを掲げてもらう事ができなかった。

 もうね、嫌なんですよこの気持ち。

 そう思うほどに本当に情けなくて辛くて寂しくて哀しくて。

 いつもいつも胸が締め付けられる気持ちになるんです。

 僕はいつもは絶対に弱みを見せたくないと思っています。

 昨シーズンの最下位の時でも、諦めないで応援し続けていました。

 ただ、この気持ちだけには毎度のことながら屈しそうになります。

 この気持ちを払拭する方法は、勝つ以外にはありません。

 もう勝つしか残されてないんです、フェニックスには。

 勝たないと、またこんな気持ちになってしまう。

 ただね、こんなこと言ってるけど

 俺はフェニックスが大好きなんだよ。
 
 そんな中で
 

「魚谷さんがいないなら、東城さんがいないならフェニックスを応援するのをやめます。」

 契約更改が公になってから嫌っていうほど見ました。

 俺さ、これが1番悔しいんだよ。

 もちろん魚谷さんと東城さんの存在はフェニックスを応援するのには十二分な理由の一つではあったと思う。

 たださ…

 みんなそんなもんなんか?って。

 あんだけ苦しい思いして、悲しい思いして悔しい思いしてさ。

 「魚谷さんがいないから、東城さんがいないからやめます。」

 いや何回も言うけどそれは分かるんだよ、それは分かるんだけど…

 「セガサミーフェニックス」というチームそのものが大好きなのは自分だけだったのかって思ってしまって…

 どんな形になろうが、どんなチームになろうが、セガサミーフェニックスへの好きな気持ちを貫き通そうとしてた人間が思ったよりいなかったのが…

 これがもう…自分の中でショックすぎて…

 「あぁ、フェニックスサポーターは一枚岩じゃなかったんだ」という現実に心が痛くなりました…


 ・最後に

 色々強い言葉とか使っちゃってすいません。 
 
 ただこれ以上自分の大好きなフェニックスが色んなことで壊されていくのが見てられませんでした。

 もちろん、様々な理由でサポーターを辞める皆様には何も言いませんし、引き止める理由もないと僕は思っています。

 悲しいけれど、魚谷さんも東城さんもここで終わるような人じゃない。
 
 2人とも絶対にもっともっとデカいタイトル獲って、フェニックス陣営に手放したのを後悔させるぐらいの活躍を見せてくれると信じています。

 そして僕は絶対に何があろうとフェニックスが大好きです。嫌いになんてなれない。

 たとえみんなが離れていっても、最後の1人になったとしてもセガサミーフェニックスを応援し続けてやる、絶対に決めた。

 さぁ!みんなで悲しい顔するのはもう嫌だ!

 この決断もどんな出来事もいつか笑って話せる日が来るように!フェニックス、来シーズンは絶対優勝だ!

 

 

 

 

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