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いつの間にかイオンリテールが新業態をオープンさせていた話
はじめに
ワタシの家は東京都ではありますが、超田舎にあります。20年前引っ越してきた時は、不便さにビックリしたものですが、数年後にイオンモールができ、それはもう便利になりました。
最近では都会の人が田舎にはイオンモールがあるからそこは(あくまで「そこは」笑)羨ましい、という話も聞きます。一旦そこに行けば、
・色々な店があり
・老若男女それぞれが楽しめて
・屋根があるから雨でも移動が楽ちんで
・買い物も食事も映画をはじめとするエンタメも網羅している
からだとか。まあ田舎は他に何もないので、と思っていましたが、都会にもそういう場所があれば便利なのに、ということのようです。
と思っていたら、流石というか、イオンリテールはその辺りの声をちゃんと拾ってました。新しい業態がオープンしたようです。
都市型店舗「そよら」登場
名前は「そよら」というそうです。イオンモールが郊外型、長時間滞在型、食料品、雑貨や衣料品からエンタメまで網羅、という特徴なのに対して、「そよら」は、
・駅近
・規模はイオンモールの1/5程度
・メインターゲットは単身層、子育て世代
・食料品と子育て世代向け専門店の組み合わせ
・比較的短時間利用を想定
しているらしい。
実はイオンリテールの他にも、カインズ、ベイシアなども郊外型大型店舗の他に駅近の比較的小規模店舗の出店を加速させている模様。
この流れの理由は何処にあるのか?
人口減の影響
ズバリ、人口減の影響を郊外型大型店舗はモロに受けていることが理由。地方から人口減は確実に進んでおり、郊外型大型店舗はその波をモロに被ってしまっている、と。
駅近に比較的小型で利便性の良い店舗を作り、若い世代をターゲットに集客、勿論オンラインショップも併用して、さらに収益性を上げる、というのが今のトレンドのようです。
面白いのは、良く良く各店舗の詳細を見ると、「駅近」の駅が都心部ではないところ。成田、狭山、津田沼などなど、、(超ど田舎に住んでるワタシですから、決してディスりではない 笑)
都心部では地代だけで赤が出てしまうからですかね、やっぱり。あ、第一そんなスペースないか。
まとめ
1990年代以降の規制緩和で一気に増えた郊外型大規模店も過渡期にあるようです。
田舎に住む人間にとってはなくてはならない存在なので、撤退だけはやめてほしい。大型店舗は出店によって周りの小売店を全部薙ぎ倒していて、撤退されたらそれこそ何処で買い物すれば良いのか分からない地域も多いですからね?
にしても、少子化、過疎化、人口減の影響はこうした身近なところにも現れるんだなーと、今後の変化を考えて薄寒い思いをしたのでした。