デンソーの生成AIロボット「Generative-AI-Robot」が凄い
はじめに
以前、ロボットに生成AIを搭載したら、介護とか育児のニーズにバッチリハマるんじゃないか?というnoteを書きましたが、早くも国内でも登場してしまいそうな勢いなので、今回はそのロボットについて書こうと思います。(上のイラストはGPT4oが生成した物です。デンソーのロボットではありません、念のため。にしても可愛い。やるな、4o!)
従来のロボット
まず、従来のロボットについて説明しますと、
『ビジネス+IT』の記事より抜粋:
「ロボットは、単に調達すればその日から自社のオペレーションの中ですぐに活躍してくれるわけではない。当然、自社の業務オペレーションや用途に合わせてロボットにインテグレーション(調整・据え付け)が必要になる。あらかじめロボットに実施させたい動作を定義しておき、その通りに動くようにロボットをティーチングすることで、ようやく業務の中で使えるようになるわけだ。
また、そうしたティーチングには、ある程度のノウハウや知見が求められることから、ロボットを導入したいと考える企業の多くは、ロボットシステムインテグレーター(ロボットSI)と呼ばれる企業にティーチングを外注することが多い。」
このことから、従来のロボットは決められてルーチン作業に適していると言われていました。例えば工場での繰り返し作業がこれに当たります。
ですが、生成AI搭載となれば、自然言語での都度の指示を理解したり、状況判断で行動を変えられたりするようになるわけです。
これは凄いです、画期的!
デンソーの生成AIロボット
再び『ビジネス+IT』の記事から抜粋します。
「人間との会話の中から実行タスクをロボット自身が判断して動作するロボットだ。事前のティーチング通りに動くロボットとは大きく異なるロボットの在り方なのだ。
たとえば、Generative-AI-Robotに人が話しかけ、「水・お茶・ペンを取って」や「ベルを組み立てて鳴らして」と指示をすると、その指示に応じてロボットが動作を判断・実行する。また、「甘い飲み物が欲しい」「書けるものが欲しい」といったあいまいな指示であっても、生成AIが実施タスクを判断し・実行することができる。」
これは凄い事です。自分で判断し、それに相応しい動きに移行できる、と。夢があるなー
まとめ
生成AIを搭載する事で、ロボットはより人間に近づき、やがては家庭内での家事などの作業にも従事出来るようになるかもしれません。
勿論、工場での作業ロボットは自己判断で動きを変えてもらっては困りますから、今後は「ロボット」と一言で言っても、用途によって種類が多くなっていくイメージでしょうか。
物理的に存在するロボットと生成AIの組み合わせの先には、ドラえもんのように人に寄り添い愛情を掛け合う存在が出現するのか。
期待と共に待ちたいと思います。
オマケの懸念
生成AIが大量の電力を必要とすること、またセキュリティ面が追いついていないことが懸念材料ですね。生成AIの存在は今後必要不可欠だとは思うのですが、、