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次男からの電話

 昨日、亡くなった次男から私の携帯電話に電話がかかってきた!出ることはできなかったけれど、見知らぬ番号から着信があったのだ。コールバックしたら、「現在使われておりません…」の音声…???
これは…
次男くん⁈ 電話もできるの??
と嬉しくなった。

 お盆が過ぎてからしばらくの間、次男が近くにいないな…という時期があった。なんとなく、遠くなった…という感じ。耳鳴りもしなくなった。
 毎日次男を思っているのは変わらないのに、それまでは、次男を思えば、次男もそこにいる、という感じがしたのに、そんな感じがしない。ここにはいないね、とわかる。
 時間がたって冷静になってきたとか、いない生活に慣れてきたとかいうのではない。だって、毎日次男のことを思っているのだから。
 どうしていなくなったんだろう。寂しい。呼んだら来るのかな?と思って毎日過ごしていたら、しばらくしてまた、耳鳴りがするようになった。あ、戻ってきた!とわかった。

 昨日は着信もあった。電話までしてくれて、やっぱりいるんだね、と確信が持てた。よかった。戻ってきてくれて。

 次男がそばにいると、すごく穏やかな気持ちで過ごせる。例えば運転中に渋滞に巻き込まれてもイライラせず、「あんまり急いで行かない方がいいっていうことなんだな」と思える。ちょっとラッキーなことがあると、「次男くんのおかげ。ありがとう」と思う。
 これからも一緒に過ごしていきたいな。よろしくね、と話しかけている。
 


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