高卒認定試験を受けて学んだことの話。
前回、不登校~引きこもりになった時の感情について
つらつら書きなぐりました。
今回は高卒認定試験を受け、そこから学んだことを書いていこうと思います。
やることがあるほうが生きやすい
自身の人生において、
生きるために努力をするというのは初めてのことでした。
「高卒認定試験を合格する」ことが、
絶望的な状況から浮かび上がる唯一の希望でした。
これを取れば少なくとも高校卒業扱いになる(ならない)
これを取れば就職の面接でも話せる(多分話せない)
今思えば、間違いだらけの認識です。
それでも何かに向かって努力をするというのは
なにをしていても死にたくなってしまうような引きこもりという環境の中で唯一といって良い希望だったのを覚えています。
当時の高認試験と私を取り巻く環境
さて、高卒認定試験の話に戻りますが、
当時高卒認定試験は世間的にはあまり知られていなかったように思います。
(年上の方に説明するときには、大検といったほうが伝わったりします)
私が合格したちょうど後くらいに、
関ジャニの横山君と大倉君が高認試験を受験する企画をやっていました。
(イノッチも通信制高校に進学したりと、旧ジャニーズの皆様のバイタリティには驚かされます)
そんな中インターネットで情報をかき集め以下二つの方法で合格することができると知りました。
予備校に通い、もし落ちても再度授業を受けて合格とするもの
独学
今、1番の方法ができるのかはわかりません。
(調べてもよくわかりませんでした)
再度受験を受けて合格とするというのは無くなっていても
今は予備校もオンラインなど勉強法も充実しているようなので、予備校で勉強するのを強くお勧めします。
独学では勉強のやり方がわからないですし、ノウハウもありません。
自分のやっていることが正しいのかわからないまま勉強を続けるのは苦しいものです。
また予備校などには同じような境遇の人が多くいるため、コミュニティに属していると感じられるメリットがあります。
人間はどこまで行っても社会的動物です。他者といることで辟易することもあるでしょうし、他者とかかわりたくないこともあるでしょう。
ですが他者とかかわらない日々も結局他者との在り方について悩んでいるというのが人間です。
私もひとりで生きていくんだと息巻いていた時期もありましたが、
高認試験会場で
「あの問題難しかったね~」などと楽し気に話すグループが意外をみて、
心の中で羨ましすぎて歯ぎしりしていました。
そんなもんです。
以上の点から高認試験のために予備校に通うという選択肢があり、かつそれをできる人は絶対に通ったほうが良いと思います。
しかし私の場合外の音が怖くなっていたので、
予備校に通うために外に出るなんて土台無理な話でした(笑)
独学の難しさ=スマホ依存
ということで独学です。
独学に必要なものは以下の通り
参考書
時間
過去問
文字にすると簡単ですね。
しかし、この中で一番揃わないのが時間だったりします。
10年前私が受験したときにはショート動画などはありませんでした。
それでもYOUTUBEなどで動画を見漁っていると一日が過ぎ去ってしまっていました。
ショート動画、SNS全盛のこの時代、時間は搾取されるものとなっています。もはや人間の意志力などでは跳ね返すこともできません。
我々よりもはるかに頭の良い人間が、
より多く見てもらうために作っているのですから。
罪悪感を感じてしまうのも無理はありませんが、
もうそれらには敵わないモノだとあきらめて
同じく頭の良い人の作った発明品に頼っていきましょう。
最近私は勉強のためにスマホロックコンテナを買いました。
物理的に距離を取ることもひとつです。
ぜひ一度購入を検討してみてください。
勉強方法は正直参考にならないと思います。
今年度からカリキュラムが変わったようで、
出題範囲も当時と違っていることでしょう。
ネットの意見は無視して良い
SNSは怖いもので、
「高認取っても意味ない」とか
「時間の無駄」とか
あなたのやる気を奪うような言葉がたくさん並びます。
勉強が難しくて、いまいちやる気が出ない日にこんな言葉を見てしまうと、
意気消沈してしまうのも無理はありません。
意味ないかどうかなんて自分で決めるものです。
あなたが取ろうと思ったのなら、
SNSの意見なんて無視して取っちゃえば良いのです。
私は精神保健福祉士を取り、日商簿記二級なんかも自身のキャリアのために取りました。
どっちもネットで調べたら不必要なものだと言っている人がいます。
ですがこれらの資格を用いての転職を探した場合、
地域福祉、病院、公務員、税理士事務所、経理職など
求人自体の数はかなり多いと言えるでしょう。
果たしてこれが無駄だと言えるでしょうか?
あなたがやってみようと思うことは、あなたにとって向いているということです。何も迷うことなくやってみればよいのです。
いつか笑い話になると信じること
”人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ”
世界の三大喜劇王であるチャーリー・チャップマンの言葉です。
言葉の解釈は様々ですが、
私はこの言葉を人生の時間軸で解釈しています。
(友人は自分視点と第三者目線の物理的距離で解釈していました)
今、辛く苦しい時間はあなたの心を蝕むでしょう。
ですが、あなたにとっていつかそれが必ず笑い話になる日が来ます。
それはその辛さと向き合ったり、離れたりなにかしらの行動の先にやってくるものです。
行動している限り、あなたの人生は終わりません。
偉そうにnote書いたり、
仕事で他人様の人生を預かったりしていますが、
まだまだ私もいまだ夢半ばです。
一緒に頑張りましょう。