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幸福をシンプルに考えてみたら目から鱗が落ちる話⑮

幸福の中心にある3つの想いを知り、よりよく生きる技術を身につける


1️⃣わき道 欲望と成長と競争


 
古代から人間は「満たされて生きたい」「幸福に生きたい」という欲望を持ち続けている。

欲望は進歩をもたらす。

そして満たされ進歩したとしても「もっと、もっと、もっと・・・」と欲望は永遠に続く。
 
欲望は「諸刃の剣」である。
 
欲望のおかげで人類は目まぐるしい進歩をしてきた。映画『侍タイムスリッパー』の時代と比べてみれば、人類の進歩は一目瞭然である。

しかし、現代の資本主義社会の進歩のスピードは速すぎないか?

資本主義社会は生きにくくないか?
 
われわれが生きている資本主義社会はどうしても成長が前提になる。

成長を簡単に実感するために、「ないものを手に入れること」とくに地位財(モノ・金・地位)がフォーカスされる。

さらに、地位財を使って「自分の存在価値」を実感しようとすれば、他者との競争が生まれる。

競争はわれわれの成長を生みだすが、競争には勝ち負けが生まれる。

勝てば自尊心は満たされ、
負ければ自尊心は揺らぐ。

他者との競争は必要以上に他者を意識することになる。他者を意識しすぎると、劣等感の芽を生みだす。

劣等感は自己没頭を生みだし、
不幸の原因要素となる。

そろそろ、われわれは資本主義の単純な競争の仕組みから解放される術を考えたほうが良いのではないか。

そのためには他者を意識しすぎないこと。

「自分を知り」「自分の軸」を持つことで他者に影響されにくい自分をつくることが大切になってくる。


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ラッセル
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