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映画を観て幸福を考えた④

『リアル・ペイン 心の旅』

ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッドと、兄弟のように育った従兄弟ベンジー。
現在は疎遠になっている2人は、亡くなった最愛の祖母の遺言によって数年ぶりに再会し、ポーランドのツアー旅行に参加することに。

正反対な性格のデヴィッドとベンジーは時に騒動を起こしながらも、同じツアーに参加した個性的な人たちとの交流や、家族のルーツであるポーランドの地を巡るなかで、40代を迎えた自身の生きづらさに向きあう力を見いだしていく。

物語の意味を深く考えたくなる映画でした。

主人公は繊細で優しく素直。だからこそ愛されもすれば、ときに傷つき、傷つける。そしてとても生きにくそう。

この映画を観ていると人間は社会性の生き物であり、他者との関わりなしでは生きていけないことを実感する。

子どもにとって社会が学校になる。
子どもは成長とともに学校の外に社会を拡げていく。そして最終的には社会の中でどのように生きていのか考え、実行に移していく。

社会の中で生きる姿が、本当に自分が心地よく違和感のない姿かどうかはわからない。
これは生きづらさに直結する、誰にでも訪れうる困難である。

自分にも他者にも偽りなく生きるというのは本当に難しい。

多くの人が、気づけばやりたくないことをして自分を我慢させたり、何かしらのために、自分の信念とはずれる言動をした記憶があるかもしれない
。これは、生きていくための工夫であり、自分を少しずつ裏切ることでもある。

多かれ少なかれそのようなことを重ね、そのたびに自己否定したり、他人のせいにしたりして傷つきながら、人は社会に適応していく。

それでは自己否定せず、少しでも傷つかないためにはどうすればよいのか?

そのためには…

まずは『ありのままの自分』を好きになること。

自分を好きでいる限り、自分を否定することはない。結果、大きく傷つくことが少なくなる。

そして『自分の軸』を持つこと。
『自分の軸』を持つためには『自分を知る』こと

『自分の軸』があれば譲れるところは譲り、
譲りたくないところは譲らない。

その結果、自分を我慢させたり、何かしらのために、自分の信念とずれる言動をすることは少なくなる。

それでは…
どうすれば『自分を好き』になれるのか?
どうすれば『自分の軸』を持てるのか?
どうすれば『自分を知る』ことができるのか?

詳しくは『幸福をシンプルに考えたら目から鱗が落ちる話』を読んでいただけると幸いです。


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ラッセル
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