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ウディタはいいぞ

いいぞ、ウディタは。


ウディタとは何か?

「片道勇者」、「シルフェイド幻想譚」等を作ったSmokingWOLF氏が開発した無料RPG作成ツール『WOLF RPGエディター』のことである。


何がいいの?

個人的にすごいと思ってるのはスクリプトを1行を打たなくてもかなりなんでも出来ること!
RPGツクールだとプラグインを探し回らないといけないような機能がノーコードで自力実装できまくる。
例えばタイトル画面のカスタム。ツクールはタイトル画面の設定機能があってタイトル画像とはじめから・つづきから・オプション・終わるの言葉を設定できるだけでこれじゃないタイトル画面にしようとするとプラグイン探し回って入れないといけないんですが
ウディタはないんですよねこのタイトル画面設定が。ゲーム開始時に一番最初に表示されるイベントがそれになる。
だからタイトル画面なしも動きまくりタイトルもツクールみたいなシンプルなのも普通のイベントと同じ感じで作れる。

ツクールのプラグインのような他の人が作った便利イベントを入れることができるコモンイベントの出入力機能もモチロンあるよ。

難しいんじゃないの?

慣れるまである程度クセはありますが覚えればそんなでもないかな。
私のようなプログラムやスクリプトを1行もうちたくねえええええええという人間にはありがたいツールです。
スクリプトを打たなくてもなんでもできるツール、今の時代は逆に希少なんですよね……

RPGツクール2000系の経験者ならわりとすぐなじめると思います。
というのも、SmokingWOLF氏は元々有名ツクラーでウディタはツク2000系の強化版みたいな雰囲気あるんですよね(個人的偏見
文字列のピクチャ化とか、昔のRPGツクールでこれあればいいのになーと思っていた所に手が届いてる感じ。

おすすめ講座サイト

【公式マニュアル】
公式が一番公式ですからね(?)

【YADOT-WOLF】
初心者向けの基本的なことから自作メニューをやってみたい!という人への応用的なことまで幅広くカバーしています。
わからないことがあって検索するとだいたいYADOTさんのページにたどりつく……

翻訳サポートツールがある

有料ですが翻訳サポートツールもあります。
ゲーム作ってる人の中で地味に面倒だといわれるのが翻訳用のファイルを作ること。
テキストの管理ちゃんとしてる人だったらそんなことないかもしれませんが、エディタ直打ちマンでも翻訳用データをポン出しできてまた入れるのも簡単。
いやまだ使ってないんで実際の使用感わかんないんですが多言語化を考えてる人でも安心のツールもあるよ!ということで……

コンシューマ化はできる?

現状不可能ではないけど不可能と考えた方が精神的に楽かなと思ってます。
switchへの移植が出来る会社があって片道勇者やドラゴノーカなど移植された作品はあるものの、数はかなり少ない。
インディーゲーム開発環境で覇権のunity製ゲームほど気軽に移植はできないようです。
めっっっちゃくちゃ人気or売れて、大手パブリッシャーが目をつけてくれれば出来る可能性がなくはないくらいな気がする。
RPGツクールと同じく、コンシューマ化が目標ならあまり現実的なツールではないかも……

ウディコンはいいぞ

ウディコンは、いいぞ。(大事なことなので2回
年に1回、夏頃に行われるウディタ作品のコンテストのことです。

昨年の「SIBLINGS」、今年の「迷宮郷まよろば」等の注目作は人気ゲームWEBメディアオートマトンに載ったりして世間的にバズしたことも。

しかしウディコンの神髄はそこではない!!
世間的な注目作でなくても、出る満足感がすごいのだ。

まずウディコンの特徴として
・「熱中度」「斬新さ」「物語性」「画像/音声」「遊びやすさ」「その他加点」の6項目で評価
・4作品以上を評価しなくては票がカウントされない
・極端な点数は得票数としてカウントされない(特定のゲームのみ満点で他は1など)

この評価システムがあるおかげで「ファンの多い作者」、「バズったゲーム」が必ず優勝する、とは限らないようになっているのだ!!
フリゲでも同人でもインディでも美麗なイラストのゲームはかなり有利。しかしウディコンでは熱中度や遊びやすさが低ければ順位が思うように上がらなかったりする。
バランスよくゲームとして面白い必要があるのだ。フリゲで人気の高いホラーゲームもこのシステムが適用されるとツクールのコンテストほど上位にはいきにくい。

ここまで読んでえーっじゃあ隙がないゲーム作れないといけないコンテストなの?ハードル高いなぁ……と思った人もいるかもしれない。
安心してくれ!ウディコンは初心者から中堅、ベテランまで勢ぞろい。
そしてここからがキモなんだけど(早く言え)、全作品レビューするマンや前述の評価システムのおかげで「真剣にゲームプレイしてくれた人からの感想」がいっぱいもらえるんですよね。
注目作だけ盛り上がってて見向きもされなかった自分のゲームは誰も遊んでくれなかった……という状態にはならないという。

私は第12回ウディコンに「守って!勇者さま」というゲームを出して83作品中30位という上でも下でもないコメントしづらい順位だったんですが、
それでも長文の感想を20件以上もらいました。これ普通に公開したんじゃ当時の自分の実力だと長文感想1件もらうのでも奇跡ですからね!!
上位にならなくても満足感がすごいぞ!

まじでこれがメリット。遊ぶ側も真剣にやってくれてるんだな、楽しんでくれたんだなって感想が多くてうれしかったです。
改善点とかも非常に参考になりました。こういう意見はたくさんの意見があるとああこれはこの人特有のやつだなとかここはみんな言ってるから直そうかなとかなるので……
批判的な内容は嫌な場合は主催者さんにそういうのを省いてほしいと言えばそういうのがないものをピックアップしてくれたはず。

ということで来年のウディコンに向けて、今からみんなもウディっちゃお♪


<宣伝コーナー>

ウディコンには出ないですが今作ってるゲーム(有料の予定)はウディタ製です。
プログラム一切できないやつが自作システムやりまくれるウディタすごいよ。


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