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沖縄の台風

令和5年8月、台風6号KHANUN(カーヌン)が沖縄を襲っています。
この台風、1日から2日にかけて沖縄本島を暴風圏に入れ通過したのに、また、戻ってきて4日夕から6日?まで再度沖縄本島を暴風圏に入れようとしています。

前半、沖縄県内のおよそ33%が停電しました。まだ、普及していないところもあるし、後半は停電ができるだけ少ないことを願うばかりです。台風期間中でも、沖縄は気温は約28度(朝夕でもほとんど変化しません。)、湿度は90%以上なので、停電して締め切った部屋でクーラーがないのは死活問題です。また、冷蔵庫が使えなくなるのは、折角、台風対策で準備した買い溜めが無駄になる可能性大。なので心理的負担がたまりません。

無事に過ぎ去っていくのをただただ祈るばかりです。

沖縄の台風は、個人的見解ですが、内地の台風より風が強いのと、台風滞在時間が長いのが特徴です。フィリピン沖ですくすく育った活きのいい台風がたいていゆっくりと沖縄に近づいてきます。移動速度は10~15km/hくらいです。

台風の進路が変化する転向点がある場合(今回のような場合)、更に遅くなったり、迷走台風となって進路が定まらない場合は、台風の影響を長く受けることになります。

変更点を過ぎ北緯30度線を過ぎると、台風はスピードアップしておよそ30km/h程度で日本列島周辺を通過することになります。

風速が50m/s以上となると、瞬間最大風速60m/sとなるところがでてきます。動いている車は40m/sほどで影響を受けます。でも50m/sとなると駐車している場合でも車高の高い車両や軽自動車は、強風で1mほど動かされたり、最悪の場合は転がってしまいます。
実際、平成30年の台風で、友人の軽自動車が駐車場で1回転半するのを目撃してしまいました。体が震えました。そばにあった私のRV車(1.6L)もお尻を30度程振っていました。

台風が内地に到達する頃には、風速50m/s以上になることはほぼないと思います。でも、台風の影響が、内地は沖縄よりも少ないと考えることは軽率です。およそ10年前くらいからでしょうか、台風外縁の豪雨域が九州、四国、近畿、東海を襲い、大雨や土砂災害をもたらすことがありました。台風からまだ遠いのに、大きな被害をもたらすことがあるのです。そして、その後すぐに台風本体が暴風や大雨を伴って接近してくるのです。

ニュースや天気予報での台風情報は、沖縄に近づく段階では取扱いが少なく、沖縄ローカルニュースも詳細は述べられていません(はっきり言って内容は不十分です。沖縄は台風慣れしているから問題にならないのかもしれませんが…)。沖縄が暴風圏内になってから、やっと全国ニュースでも頻繁に取り上げられ、台風が内地に向かうとなると詳細な情報になっていく傾向があります。

台風となった段階で、ある程度の今度の進路予想が調べられるので、内地に住んでいる方で沖縄旅行に行く際は天気予報を鵜呑みにせずに、自分でよく調べる必要があると思います。船はすぐに欠航します。飛行機は離着陸時の風向きも影響するので、那覇の場合は、風向が南北風であれば、各航空会社がかなり運航に努力します。東西風であれば風速17m/sの予報がでている12時間前から那覇に飛行機は来ません。それに、九州と沖縄間に台風があるときも航空機の運航は、まずできないと思います。

折角、沖縄旅行に来たのに、天気は悪く、予定通り帰ることもできず、天気の悪い中でホテルに缶詰めなんてことのないように、本投稿を参考にしていただければ幸いです。

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