マダガスカル207日目
歩きまくって、美味しいもの食べた1日でした。
明日首都で用事があるので今日から首都に三日間滞在する予定です。
任地とは全く違い交通量も、人の数も、何もかもが異世界のように感じる風景です。高級車を乗り回し、おしゃれな服装で出歩く人もいれば、雨風を防ぐ目的で、排出ガスだらけのトンネルで寝泊まりしている人もいます。
日本では考えられない風景ですが。
マダガスカルではそれが当たり前です。通り過ぎる人も何事もないように自然に歩いて、話して、レストランで食事をする。その姿を羨ましそうにみている人があることなんてどうでもいいのです。
そして僕も何も感じなくなってきました。
当たり前のようにお金をくださいと言われ、当たり前のように無視して、それでも僕は歩き続けて、お腹が空いたらレストランに入って食事をしています。
同情しなければいけない理由もなければ、何も感じないことを正当化できる理由もありません。
ただ僕は少しの違和感を持ちながらも、その状況を変える力は持っていません。悲しいとも思いません。それがマダガスカルで生活している日本人1人の感情です。
僕にできることはこのような環境を改善したいと使命感を持って奮起することではないと思います。
僕がするのはその現実を受け止めて、いろいろな角度から自分で考えて、自分の意見を持つことだと思います。
明日も首都生活をいい意味で楽しんでいきます。
おやすみなさい。