麻薬より、お酒(アルコール)の方が危険って本当?
多くの人が感じるアルコール騒動に対する反応
ワイドショーやニュースでアルコールが原因となる事件や騒動があったときに、あなたはどのような反応を示しますか?
「アル中なんて、ろくなものじゃないな」
「意志が弱すぎるだろう」
「ああは、なりたくない」
といったところでしょうか。
でも、「明日は我が身だな。気を付けないと」と感じる人はほとんど、いないはずです。
なぜなら、アルコール依存症は否認の病だからです。
実際にはもうすでに、アルコール依存症の予備軍や、アルコール依存症になっていたとしても、「自分がアル中なわけがない」「あいつらとは違う」「きちんと仕事に行っている」など、必ず正当化するのですね。
アルコール依存症の定義や原因は実は、そう簡単ではありません。
そこで、まずは、酔うとは一体どういうことなのか?を考えたいと思います。
あなたは、酔うことをうまく定義できますでしょうか?
「楽しくなる」
「悲しくなる」
「怒りっぽくなる」
「気が大きくなる」
「ウ~ん、お酒を飲んで気持ちよくなることかなぁ」
「普段は引っ込み思案で、異性と話をするのが苦手だけど、お酒を飲むと話ができるようになるので、そういう変化のことを言うのかな?」
など、人によって、いろいろな意見が出てくると思います。
より詳しいことは新しく出版しましたkindle本「アルコール依存症から遠ざかるあなたのための戦略: アルコール依存症を未然に防ぐ実践的なアドバイス」にまとめてありますが、かなり難しいことまで書きましたので、ここではできるだけ分かりやすく書くことにします。
お酒を飲むと、少し、気分がよくなりますよね?嫌なことも、忘れて。これ、実は大変なことが脳で起こっているんですよ。
「酔う」=「アルコールのせいで、脳が麻痺(まひ)している状態」
と理解すると分かりやすいと思います。
これ、何かに似ていませんか?勘の良いあなたは気づいているかも知れません。はい、そうですね。「ドラッグ」や「麻薬」です。
「麻薬」と聞くと、「ヤバイ!」と眉をひそめると思います。
じゃあ、「お酒(アルコール)は麻薬よりも危険」と聞けばどうでしょうか?
「そんなバカな」
「そんなだったら、コンビニで売ってないし!」
となりますよね?はい。私もこの罠に見事にハマりました。
「こいつ何を言い出すんだ」
「だから、アル中はだめなんだ!」
とならないで、聞いてくださいね。
「アルコール」=「合法的なドラッグ」
と理解してください。
これは、たとえ話ではなく、事実なのです。
さらに、「大麻はアルコールほど危険ではない!」
とオバマ大統領が発言しているのです。
「おいおい、そんなにアルコールが危険なら、なんで合法なんだよ!」
とアルコール依存症で苦しんだものからすると、文句の一つも言いたくなりますが、そこは「大人の事情」もある(刺される)ので気になる方はKindle本を読んでみてください。Unlimitedになっていますから、手軽に読んでみてください。