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アメリカを嫌いになりたい人のためのNETFLIXオリジナルシリーズ「Too Hot To Handle」

こちらの記事に書いたように夢のアメリカ行きがパーになってしまったことで、ここ一週間ひどく落ち込んでいる。

仕事のモチベーションもだだ下がり、全く集中できない。どうすればこの悲しみから解放されることが出来るだろうか、、、

で、思ったが、

アメリカを嫌いになればいいんじゃないか。

嫌いになればそもそも行きたくなくなるので、この悲しみも癒えるのではないか。


私はNETFLIXに救いを求めた。

おすすめに出てくるのは「SUITS」「ストレンジャーシングス」「FRIENDS」などアメリカのエンタメをけん引する?有名な作品の数々。。。こんなおもろいもん見たら絶対アメリカ行きたくなってしまう!

私が探しているのはアメリカを嫌いになれるヤツなんだ・・・

血眼になって漁りまくり、ついに見つけた。その名もズバリ、

ザ・ジレンマ:もうガマンできない?!

(原題:Too Hot To Handle)

ダサい!ダサすぎる邦題!いいぞ、嫌いになれそうだ!

このリアリティショーのテーマは、

性交しない世界では深く本質的な関係になれるのか?

内容は下記の通り。

ヤルのはスワイプをするくらい簡単な超セクシーなスワイプスター」である男女に、とてもエキゾチックでエロティックな夏を提供。ただし!SEX、キスなどの濃厚なスキンシップ、さらには自慰行為も禁止。賞金の10万ドルをかけて1カ月を共に過ごすが、禁止事項を犯すたびに減額されていく。彼らは我慢できるのか。それとも誘惑に負けてしまうのか・・・!


どうだろう、めちゃめちゃバカっぽい企画と思うだろう?

私ももちろんそう思っていた。くだらねぇ、くだらねぇよ。バカなこと考えるよなまったくもう、あ~あ、くだらないくだらない、あ~あ、、、あ~あ・・・なんて思いながら、気づいたら「次へスキップ」を7回ほどクリックしてたわけ。なんとシーズン1を全部見終わってしまったではないか!

キャストたちはアメリカ、イギリス、オーストラリア、アイルランドなどの国々から招集された”欲情した”男女10人。女性はみんな超セクシーで男性は超マッチョ。

絶対に仲良くなれないタイプの人間ばかりだ。特に女性陣なんて、くっちゃっべって髪の毛くるくるして、鏡をいつまでも見つめて身だしなみ気にして、ほぼ裸みたいなビキニきて、もう私の嫌いな女子の特性を全て集めて固めたみたいな人たちばかりだった。

そんな嫌いな人間ばかりが出てるショーであるが、結局何が面白かったって、みんな素直でバカ正直で愛着が湧いてしまうのだ。「してはいけない」と言われると、結局そのことばかり考えてしまうのが人間の性である。仕事がなければ一日中そういうことを考えるのが人間なわけで。逆に、そういうこと考えないようにするために仕事をしているわけで。10万ドルというお金を手に出来るにも関わらず、そして規則を破れば減額され他の参加者から嫌われる、と分かっているにも関わらず、目の前の誘惑に勝てない彼らはチューをしてしまう。人間はかくも弱い生き物なのかと。

ということで私はこのショーに人間の本質を見た気がした。

なんていいつつ、単純に、美形たちによる濃厚なチューは普通に興奮するのでオススメである。また、禁止事項ギリギリを攻める彼らの試行錯誤と誘惑や性欲と戦う苦悶の表情と言動もめちゃめちゃ笑える。


とにかく、こういうバカバカしいテーマを本気で企画したどこのだれか分からない人々とキャストの人々に乾杯!

ただ一点不満を言うならば、丸く収まりすぎだ!もっと毒をくれ!毒を!

フランチェスカという一番ゴージャスで一番規則を破りまくった女性がいるんだが、この人は序盤からハリーというオーストラリア人の青年とほぼカップルみたいになっていた。そして、多くのリアリティーショーがそうであるように、かき乱し目的で新メンバーが投入され、その中に超絶イケメンのイギリス人チャラ男(クロエというイギリス人女子に「Sex God」と言わしめた逸材)がいた。

で、このチャラ男がフランチェスカをデートに誘う。ハリーがいると知ったうえで。この辺はワイルドで宜しい!フランチェスカは断ることも出来たが「自分をテストしたいの」などとそれらしい理由を言ってデートの誘いを受ける。

ここ、一視聴者としてはフランチェスカの悪女ぶりを遺憾なく発揮してチャラ男と思いっきりチューでもしてほしい場面だったのだが、「ハリーは私にとって特別なの・・・」みたいな御託を並べ立てて超絶イケメンイギリス人の誘惑を無下にしてしまうわけだ。

キミにはそんな純粋さを求めていないぞフランチェスカ君!求めているのは完全なるヴィラン!ヒールであって、最後までその悪女ぶりを突き通してほしかったぞ!

フランチェスカだけでなく、みんな「成長できた」なんつって改心してしまってショーの最後としては収まるが、私はちょっと物足りなかったのである・・・。



で、忘れてはいけない、当初の目的は「アメリカを嫌いになること」だった。

やはりこういうブロンド長身青目の典型的イケイケゴリマッチョ欧米人がチャラチャラしているのを見ると、一アジア人としては怖気づくものである。みんな自分の顔や体や、キスやセクにめちゃめちゃ自信過剰で、ほぼ裸みたいな服を常に来ている。やっぱり欧米は怖ええ!!こんな人ばかりの国には一生馴染めないし友達も出来やしないと改めてアメリカ行きが白紙になったことを嬉しく思った。











・・・・やっぱり行きたかった。はぁ・・・。

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