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夢でご飯三杯はイケる

最近は夜更かし癖がひどく、昨日も寝たのが28時、今日起きたのが14時という体たらく。今日も予定もなく家でNetflixなぞを見ていたらあっという間にこんな時間になってしまい、自己嫌悪が増す一方の20代最後の1カ月。もはや土日に予定なしということに何の危機感も抱かなくなってきた今日この頃。寝れるだけ寝ていたい、それが最近の一番の週末の楽しみ。

今日唯一良かったことと言えば、起きる直前まで見ていた夢だ。
夢が良かったことだなんて、ちょっと悲しすぎるな・・と書いていて思ったがとりあえず今は置いておく。
実はその夢はちょっとドキドキするような夢だった。
なんと小学生の時に気になっていた男子と良い感じになってチューしまくってあわや夢の中でXXX!!という夢だった。
私は小学生のころ、確かにその彼のことが気になっていた。当時は好きという感情は認めたくなくて、30歳を目前にした今でも色恋沙汰に無縁の私は好きという感情をあらわにするのも、恋バナという単語すら恥ずかしいという情けない有様なのだが、今思うと小学生のころの私はたしかに彼のことが好きだった。
そしてさらに恥ずかしいことに、私は今でもたまに彼のことを思い出しては、29歳の彼の姿を想像したりする。本当にたま~に。どこにいるのかな、どんな見た目なのかな、今でも背高いのかな、結婚してるのかな、とか。そしてさらにイタイことに、「もし独身だったら、もしかしたら彼は私のことをずぅっと思ってくれていたのかも?彼と奇跡的に東京のど真ん中で運命の再会を果たして、お酒飲んで意気投合していい感じになんないかな・・・」と妄想したりする。
というのも、小学生の頃の私も妄想癖がひどく、彼がちょっと私にちょっかいだしただけで「え!?!私のこと好きなの???!!!」と盛大な思い上がりをして、私と彼は運命の糸で結ばれているのだと密かに信じていたのである。それを20年後の今でも引きずっているっというわけだ。
なんかこれ、客観的に見てだいぶひどいのでしょうか・・・。

今日はそんな彼との夢を見たものだから、一日彼のことをぼや~と思い出しながら過ごしていたのだけど、肝心の顔がうまく思い出せない。

そしてついに手を伸ばしてしまったFaceBook。
FaceBookって今熱心に更新してるひとどれくらいいるのか??ってくらい過去の産物なのだけど、大学生のころに知人のアカウントを見たときにたまたま関連で出てきた彼のアカウントを見たことがあったので、そのままアカウントが残っていれば顔写真のひとつやふたつ見れるかもしれない。
ただ、その時見た彼のアカウントは名前だけでプロフィール写真も投稿も何もなかった。だから、彼の名前から本人のアカウントを見つけ出すのは至難の業だったため、顔写真を多く載せてるような特定しやすい知人の名前を検索して、その子の友達一覧から彼の名前を検索した。
ただ、目的の彼のアカウントを探す道中で、知っている名前のアカウントがちらほら出てくるので、ついついクリックしてしまう。で、結婚していたり、子供の写真を載せてたりしている同級生を見るたびに、今朝見たちょっとエッチな夢を原動力に家でひとりFaceBookを漁っている自分が絵に描いたような負け犬でなんとも空しい気分になった。
姓の後に()をつけて旧姓をわざわざ載せていたりする同級生とか見ると、あ、結婚したことを暗に示唆してますな・・・とか思ったり、ビジネス系の小難しい用語使って投稿している子を見ると、「え!?受験する高校の名前すら漢字で書けないおバカだったくせに何をかっこつけて!!」と蔑んだり。やっぱりFaceBookは精神衛生上よくない。

何はともあれ、ついに見つけた彼のものらしきアカウント。
やっぱりプロフィール写真も載っていなければ何の投稿も無かった。自己主張するタイプではなかったので、これはこれで納得だ。
そもそもFaceBookを頻繁に更新してる人はやっぱり皆無で、みんな2015年らへん以前の投稿でストップしていた。

というわけで、彼に関する何の情報も得られず終わってしまった。余計に彼の現在の姿が見たくて悶々としている今である。

夢というのは不思議で、異性が出てくるととたんに意識してしまう。もしからしたら相手も同じ夢をみているのかも?相手も自分が気になっているのかも?など。30歳にもなってこんなメルヘンな自分が変なのだろうか?

でもたしか、世界のどこかには、夢で起きたことも現実で起きたことも区別なく全て現実と捉える民族がいると何かの本で読んだ覚えがある。私はその考えが好きだ。そもそもこの「現実」すら私たちの脳が作り出した産物だ。だったら、夢だって現実になりうるかもしれない。何がリアルで何がフェイクかなんて誰にも分かりゃしないのだ。その民族の習わしをリスペクトしよう!!・・・なんて自己肯定をする。

日が暮れた頃、洗濯物を取り込んだ。今日は素晴らしい秋晴れで、誰かと代々木公園でピクニックでもしたかった一日だった。




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