そうすけ

酒飲み30代ゲイです。あちこち飲み歩く中で、日々考えていることをつらつらと。

そうすけ

酒飲み30代ゲイです。あちこち飲み歩く中で、日々考えていることをつらつらと。

最近の記事

  • 固定された記事

初投稿

こんにちは。そうすけと言います。夜になると街に繰り出し、その辺で飲んだくれている酒好きな30代ゲイです。 文章を書くことが元々好きで、日々のあれこれをTwitterによく投稿しています。字数制限がある中で内容を推敲していく作業は、句を詠むようで面白いのですが、もっとまとまった文量で気ままに書いてみたい!という思いから、noteを始めてみました。内容も文体も定めず、その時感じたことをつらつら書いていこうと思います。 また、普段の生活ではゲイであることを公表していないので、日

    • ゴールじゃないとしても

      ピン札の用意も、「金参萬円」の記載も、袱紗に包む手順も完璧。親族じゃないし、靴下とタイピンくらいは少し遊びがあっても良いだろうと、鏡の前に立つ。 自分の晴れ舞台という訳でもないのに、ロビーからもうソワソワ。ウェルカムドリンクを軽く一杯で済ませられるはずもなく、このペースでいくと危ないぞという心の声をスルーしながら気前良く飲んでいく。 席次表には、懐かしい名前がチラホラと見受けられた。同じテーブルに知り合いがいることにホッと胸をなで下ろし、あの人はこんな苗字になったんだっけ

      • 酔いがもたらす何某か

        酒を飲んでいるとたまに、どうしようもなく思考がクリアに感じられる時がある。天啓のように様々な答えが降ってきて、「なんだ、これはこういうことだったのか!理解理解!」と無敵のマインドが訪れるのだ。無論、大抵は翌日軽い頭痛に置き換わっているに過ぎないのだが。 それでも、「何か書き留めておかなくては!」と本能が働くらしく(そんなものは本能とは呼ばない)、メモ帳には酔っ払った時に書いた“それらしき”思考の断片が残されている。恥ずかしくもなかなか面白いので、誰得ではあるが少し見てみるこ

        • ふたりにしか分からないこれまでの積み重ねがあって ふたりでしか共有できないいくつもの文脈があって ふたりにしか見えない道 ふたりでしか超えられない壁 そんなふたりだから完結するこれからの物語があるのかもしれない、と思った夜 人とは長く付き合ってみるものですね

        • 固定された記事
        • ゴールじゃないとしても

        • 酔いがもたらす何某か

        • ふたりにしか分からないこれまでの積み重ねがあって ふたりでしか共有できないいくつもの文脈があって ふたりにしか見えない道 ふたりでしか超えられない壁 そんなふたりだから完結するこれからの物語があるのかもしれない、と思った夜 人とは長く付き合ってみるものですね

          イケナイ太陽

          毎日暑いですね。本当に参っちゃう。 生来の暑がりなので、夏は本当に苦手です。花火とかお祭りとか、アニメで見る日本の夏はあんなに素敵なのになって。3次元て辛いなって気持ちになります。 唯一良い点があるとしたら、肌の露出が多い人を拝めるということですかね。(いきなり最低) でも皆さんもついつい見ちゃいますよね?電車とか。吊り革とか。ね?眼福眼福。 元カレと街歩いてる時に「すれ違う人の股間見過ぎだから」って怒られたことあるんですけど、よく考えたらいつも見てるなって。多分中学

          イケナイ太陽

          業界内転職のための試験準備をしている。 普段の仕事をこなしつつ、+αで勉強するのはなかなか大変なのだが、人生が変わるかもしれないチャンスなのでここが踏ん張りどころ。 終わったら何して遊ぼうかなーと夢を膨らませたりしながら頑張ってみよう。やれるだけ。

          業界内転職のための試験準備をしている。 普段の仕事をこなしつつ、+αで勉強するのはなかなか大変なのだが、人生が変わるかもしれないチャンスなのでここが踏ん張りどころ。 終わったら何して遊ぼうかなーと夢を膨らませたりしながら頑張ってみよう。やれるだけ。

          それは甘さか

          人を好きになることは、甘い。 人から好かれることも、甘い。 その甘さがいつか自分をダメにすると、なんとなく思っている節がある。 ----- 自分をまるっと肯定してくれる存在。それが親兄弟でなく、他人。 素敵なことだ。素晴らしいことだ。むしろ、そういう人を求めて生きているのではとさえ思う。 でも、甘過ぎる気がしてしまう。 そこに寄りかかってしまったらきっと、もうその人無しでは、そういう存在無しでは生きていけないのではないか、と。 ----- 流されやすく絆され

          それは甘さか

          夏の夜道

          手を繋ぐ。未だに一瞬ドキッとしてしまう。ときめきではなく、ある種の背徳感。誰が見ているか分からないのに。 でもすぐに、見られたからといってそれがなんだと思い直す。酔いも手伝って気が大きくなっているのだろう。 繋いだ手の熱を冷やすかのように、夜風がすり抜けていく。今確かに繋がっているという感覚だけが、我々の両手を支配している。この不確かな世界の中で、繋いだ手だけは。 指を絡められるとなんとなく照れ臭くて、つい上を向いてしまう。月が綺麗だ。自らと遠く離れた対象物に思いを馳せ

          この感情が“恋”だと知っている

          よく思い出すのは、高校の最寄駅。ではなく、その隣のターミナル駅だ。 僕の高校には最寄駅が2つあった。校門を出て右側のA駅と、左側のB駅。どちらの駅を利用するかで登下校のグループが自然と分かれることになるが、ダラダラ話すことが生き甲斐のような高校生にとっては、この通学路が同じであるか否かという点は非常に重要だった。 A駅の隣にある中規模のターミナル駅は、B駅からも行くことができた。高校の最寄駅には大した商業施設が無かったため、我々高校生が遊ぶとなるとそのターミナル駅に出るこ

          この感情が“恋”だと知っている

          洗濯が終わるまで

          帰宅途中、昔好きだった人を街で見かけた。 中学の同級生。くりくりの目とバサバサのまつ毛、かわいい顔立ちの坊主野球部だった。 彼は運動部とは思えないほどシャイ(運動部への偏見)で、部活の仲間以外と連んでいるところをあまり見たことが無かった。野球部連中でわいわい話している中、ニコニコしながら相槌を打っている彼の姿は、さながら心を開いた人にだけ懐く犬のようでかわいかった。 クラスは違ったが、彼を見かける度に自然と目で追ってしまい、会えたら嬉しいと思う自分がいた。恋心だという自

          洗濯が終わるまで

          脊髄反射だとしても

          他愛も無い話をダラダラとするのが昔から好きだった。 例えば放課後の教室。講義の合間の学食。移動中の車や新幹線。 それは恋バナであったり、進路の話であったり、好きなバンドやお笑い芸人の話であったりしたが、いくつもの話題から共通項を見つけて繋げていったり、その中で思いもよらないエピソードが引き出されたりする“連鎖の快感”が心地良いという感覚がずっとある。 世間話をするタイミングというのは、実はそれなりに多い。その時々で適切な話題を適切な長さで話せるというスキルが、社会に出てこ

          脊髄反射だとしても

          やっぱり生じゃなきゃね

          映画が好きだ。映画館で観る映画が好きだ。 劇場での鑑賞が何故面白いかというと、その日その場所に集まっただけの赤の他人と「映画鑑賞」という体験を通して同じ時間を共有し、感動を皆で分かち合う一体感、あるいは正反対の反応を見て自分と他人の違いを意識する瞬間、そのどちらにも興奮を覚えるからだ。 例えば、僕の大好きな濱口竜介監督の「親密さ」という作品を鑑賞した時に、自分にとっては含みのある物凄く怖いセリフだと感じたシーンで、前の席のおじさんが笑っていたことがあった。 冷笑、嘲笑か。

          やっぱり生じゃなきゃね

          新卒で働き始めて10年。ずっとやりたいと思っていた仕事を新年度(明日)から担当することになり、ドキドキワクワク。11年目も楽しみだな。そんな年度末。

          新卒で働き始めて10年。ずっとやりたいと思っていた仕事を新年度(明日)から担当することになり、ドキドキワクワク。11年目も楽しみだな。そんな年度末。

          こだわりと言えばまぁ、そうかな

          「定休日だ…」とレストランの前で立ち尽くす人を見た。 かわいそうだと思うが、それでもなお自分には理解できない。 臨時休業ならまだ分かる。地図アプリやホームページにも情報が載っていない可能性があるから。 ただ、定休日は。調べれば分かるだろう、と思ってしまう。 なんとなくフラッと立ち寄っただけなのかもしれない。そういう偶発的な行動、出会いを大切にしている人なのかもしれない。 しかし僕は、「今日のお昼はここにしよう」と決めて、喜び勇んで現地に赴いたのにお店が休みだった、な

          こだわりと言えばまぁ、そうかな

          大人にはなりたくないと思ってた

          「そうすけ、今から俺車出すから温泉行かね?○○も一緒」 正月ボケが抜け切らずダラダラと部屋で携帯を見ていた23:00頃、友だちからメールがきた。大学生にはなったものの、当時まだ実家に住んでいて品行方正な日々を送っていた自分にとって、この時間からどこかへ出掛けるというのはなかなかハードルの高いことだった。しかし、友だちから誘われたという嬉しさが勝った。 「いいね、準備するわ。どこいたらいい?」「家○○の辺りだよな?迎え行くから家で待っといて」「おけ」 なんだかワクワクして

          大人にはなりたくないと思ってた

          ひとりで過ごすクリスマス、上等

          各地でイルミネーションが施される季節になり、それを見かける度に無意識に顔をしかめてしまう。ピカピカ光るところに群がるなんて虫みたい…と最低なことを思いながら、目もくれず通り過ぎる。 付き合って○ヶ月の記念日、おはようおやすみのLINE、クリスマスのプレゼント交換。そういった“恋人テンプレ”みたいなものが、どうやらすごく苦手らしい。外堀だけ埋めて、恋人ごっこを演じているような空々しさを覚えてしまう。イルミネーションはその最たる例で、「さぁ恋人達よご覧なさい!映える写真を撮りな

          ひとりで過ごすクリスマス、上等