止まらない秒針と変わらない自分
私は時計の秒針を見るのが好きだ。
時間は絶対止まらない、止まってくれ、戻ってくれと強く願っても、それは叶わない。そう思っている間にも秒針は動き続ける。
今この瞬間を捉えようとしても、そんな事はできなくて淡々と秒針は動き続ける。
今は過去になって未来は今になる。今この瞬間は遠い過去になって二度と思い出すことはないかも知れない。今は儚くて尊い。
秒針を見ていると、すごく不思議な気分になる。今とはなんなのか、時間とは何のか、自分とは何のか、そんなことを考えてしまう。
止まらない秒針と変わらない自分。そのギャップに焦りを感じる。
もっと大事に今を生きないと、もっと必死にならないと、そんな気分になる。
今を一生懸命生きてないやつに未来語る資格なんてない。
みんなもぜひ秒針を見てほしい。
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