能登半島を訪れて その2 10か月後の被災地を歩く
愛知県のリサイクルカンパニー
豊アルケミー株式会社 代表の桐山です。
地方で子育て・教育・地域に携わって生活している企業経営者です。
2024年11月3日
石川県輪島市を歩いてみました。
地震と豪雨に見舞われた能登半島。
どちらの被害なのか判別がつかないものもあります。
こうした被害状況を見ると非常にショックを受けます。
しかし一方で、見慣れてしまう様な感覚も覚えました。
なかなか復興が進みませんが、元に戻すのではなく、地域の将来的なマスタープランを作った上で復興していく必要があります。
少子高齢化と若年層の都市への流出が顕著な地域ですから。
これは私のような外野の人間が言っているのではなく、現在、能登にお住まいの方も同じことをおっしゃっていました。
地元の政治家も分かっているけど、口には出せないそうです。
なんでなんでしょうか?
建設的な議論が一番求められているはずです。
全員が元の生活に戻れることは理想かもしれません。
復興においてもトリアージという概念は必要だと思います。
現実や本質から目を背けては本当の前進はありません。
私が今回の能登に旅で出会った人たちは、希望をもって働き、生活をされているように見えました。
能登にはいろいろな産業がありますから、そこで消費をしていくことはダイレクトに喜ばれます。
商売をやったことがある人なら絶対分かると思いますが、自分の売っているものを買ってもらえることほどうれしいことはありません。
ボランティアも募金も尊く、絶対に必要な行動ですが、実は消費というのも能登の皆さんにとってはうれしいものなのです。
それでは!
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