見出し画像

能登半島を訪れて その2 10か月後の被災地を歩く

愛知県のリサイクルカンパニー
豊アルケミー株式会社 代表の桐山です。
地方で子育て・教育・地域に携わって生活している企業経営者です。


2024年11月3日
石川県輪島市を歩いてみました。

ホテル(ルートイン)の部屋から見た風景
ところどころ被害にあった建物が見える
ホテル前の歩道
舗装が壊れ歩きにくい
ブロック塀が横倒し
建物も傾いている
二階建て建物の一階が崩壊
崩壊はしていないが傾いている
住むのは困難だと思われる
地中埋設物が浮き上がってしまっている
ガラス片が散乱したままとなっている
片付ける人がいない
倒壊したビル
公費解体が決定したと張り紙があったが手付かず
反対側からみたところ
道路側に倒れたが周囲の建物側に倒れた可能性も
完全に崩壊した住宅
周囲の建物に比べて被害が大きい
建物の原型を留めていないほどの壊れ方
土台から傾いている
こうした壊れ方が多かったように見えた
同じく土台からの倒壊
建物が車に倒れかかっている
やはり土台から
一階の柱や壁量が不足なのか?
解体撤去が終わっているところもある
命を守るためにも1階部分の倒壊は防ぎたい
沈下した道路
輪島塗り工房にて
途中工程の商品にも被害があった

地震と豪雨に見舞われた能登半島。
どちらの被害なのか判別がつかないものもあります。
こうした被害状況を見ると非常にショックを受けます。
しかし一方で、見慣れてしまう様な感覚も覚えました。

なかなか復興が進みませんが、元に戻すのではなく、地域の将来的なマスタープランを作った上で復興していく必要があります。
少子高齢化と若年層の都市への流出が顕著な地域ですから。
これは私のような外野の人間が言っているのではなく、現在、能登にお住まいの方も同じことをおっしゃっていました。
地元の政治家も分かっているけど、口には出せないそうです。
なんでなんでしょうか?
建設的な議論が一番求められているはずです。
全員が元の生活に戻れることは理想かもしれません。
復興においてもトリアージという概念は必要だと思います。
現実や本質から目を背けては本当の前進はありません。
私が今回の能登に旅で出会った人たちは、希望をもって働き、生活をされているように見えました。
能登にはいろいろな産業がありますから、そこで消費をしていくことはダイレクトに喜ばれます。
商売をやったことがある人なら絶対分かると思いますが、自分の売っているものを買ってもらえることほどうれしいことはありません。
ボランティアも募金も尊く、絶対に必要な行動ですが、実は消費というのも能登の皆さんにとってはうれしいものなのです。

それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?