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地域ボランティアの「才能」をデータベース化してみたい

愛知県のアルミリサイクルカンパニー
株式会社豊アルミ工業 代表の桐山です。
地方で子育て・教育・地域に関わって生活している企業経営者です。


前回の記事では中学生の才能を見出していこうという想いとともに、地域の人の才能も見出して、両者をつなげていければ、というアイデアを書きました。
その前提として、地域の人が持っている才能や能力をデータベース化しておいたら、声がかけやすくなり、頼まれる方も満更じゃないよね、ということを目論んでいます。

地元の公立中学校を「才能発掘のプラットフォーム」に!私は中学校と地域をつなぐボランティアをしています。中学校の作品展を見て、生徒さんの才能を垣間見ることができました。一方で、地域にも才能が眠っていることは容易に想像できます。こうした人たちを連携させることで、もっと高度に才能を発掘し、そして適切な進路やキャリアを生徒自身、先生、親に考えてもらうきっかけになればいいなと思っています。

中学校、小学校では常にボランティアを求めています。
最たるものがPTAだと思います。
どなたかPTAの役員をやってくれませんか?
と呼びかけて
「はい、やります!」
という人はなかなか出てきません。
前任者がお願いし倒して、ようやく引き受けてもらえる
そんな悲しい状況が毎年発生しています。
役員を引き受けるのはいいけれど、後任を見つけるのはプレッシャーだから絶対にやりたくない!
という人は多いと思います。
かくいう私も「引き受けてもいいけど、もともと地の人間じゃないから、後任選びはお願いしますよ!」と声がけくださった方に言ったことがあります。
言われる方もツラいですよね。。

PTAについては、いろいろ思うところがあるので、また別の機会とします。

「○○さん、学校でこんなことをやりたいので、経験者にお手伝い頂けると助かります!」
「○○さん、こんな才能のある生徒がいるのですが、お知り合いを紹介して頂けませんか?」

漠然とボランティアを募るよりも、「あなたを見込んで!」という言わば一本釣りの状況でお願いされるのでは、受ける人の主体性は全く違うと思います。
One of them では人の心は動きません。
「誰でもいいですから」という前提で、自分の大事な時間を差し出すことに普通は躊躇すると思います。
誰だって「自分は特別な存在」でいたいですよね。

でも、分からないですよね。
誰がどのように特別な存在なのか。
それを知るためのツールとして「データベース」があれば、生徒や学校のニーズとマッチングできる可能性が高まると思います。
それはお互いに良いことだろ思うんですね。
生徒が保育士さんに興味があれば、地域の保育園や幼稚園の現役の先生と繋ぐ。
プログラミングに興味があり、そちらの方向に進学を考えている生徒に、先輩と繋ぐ。
イラストレーターに興味があれば、そうした方面に人脈のある地域の方と繋ぐ。
個人情報に触れる可能性もあるので、要注意な点はありますが、
私は、人というものは誰かに頼られたら、何とか頼ってきた人のためにしてやりたい!という気持ちも持つものだと思います。

データベースというとなんとなく無味乾燥したもののように思いますが、
本質は、先人の経験や知恵を、現在の人にいかに伝えるかということだと思っています。
文字の発明は人間だけのものです。文字が残っているから何千年も前の人の考えや暮らしが分かります。
データベースはより整理された使い勝手の良い情報です。
データベースを活用して、世代を追うごとに、いい世の中になって、一人でも幸福な人が増えたらよいと思います。
私の着想のヒントはコテンラジオから来ています。

現段階では着想しただけで実践はできていません。
また私はデータベースの専門家でもありません。
「〇〇さん、電話番号〇〇、職業〇〇、経歴〇〇年」
たとえば、これぐらいの属性情報だけでも十分なような気がします。
検索できれば、いいですからね。
まずはデータベースに詳しい地元住民を探すところからでしょうか(笑)

それでは!

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