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好みのドラマの傾向から自分の人生のパターンを探求する

私はディストピア系の映画やドラマ、マンガが大好きです。

ディストピアまたはデストピア(英語: dystopia)は、ユートピア(理想郷)の正反対の社会である。一般的には、SFなどで空想的な未来として描かれる、否定的で反ユートピアの要素を持つ社会という着想で、その内容は政治的・社会的な様々な課題を背景としている場合が多い。

Wikipedia

例を挙げると…

【映画】「マトリックス」「ブレードランナー」「メイズランナー」「ハンガー・ゲーム」など

【ドラマ】「LOST」「THE100/ハンドレッド」「3%」など

【マンガ】「鋼の錬金術師」「進撃の巨人」「約束のネバーランド」など


先日、ふとした事からなぜこのようなディストピア系の作品にばかり心が惹かれるのかと自分の内側を探求してみました。

すると…

共通するポイントは、「元からある何か大きな体制や組織を崩壊させることに生きがいを感じる」だった。

これを自分の人生に置き換えると、私は大学を卒業してから転職を何度かしており、1つの会社に約3年〜6年くらいしか継続して勤務していない。

いつも上司やそのまた上の経営者層のやり方に不満を持っていて、そのことを同僚とよく話していた。

しかし、表向きは組織に従うフリをして働いていたので、だいたいどこの職場でも3年くらい勤務すると管理職へのステップを提案された。

いつもそのタイミングでいろいろ理由をつけて転職をして、また新人からのやり直しを繰り返していた。

今までは何事にも飽きやすい性格が原因だと思っていたが、今回のこの探求で実は、昇進して体制側・管理側に回るのを無意識に避けていたのではないかと気がついた。


更にこの「元からある何か大きな体制や組織を崩壊させることに生きがいを感じる」という信念をいつ自分の中に取り込んでしまったのかを探求した。

過去を遡ること大学時代…

至って普通の大阪府立高校を卒業した私は、現役で大学に受かることもなく1浪を余儀なくされた。

1年間の努力と最後は幸運も重なって、志望以上の関西では某有名私立大学に合格。

しかし、実際に入学し周りの同級生と知り合いになっていく内に、自分にはどうしても納得できないことがいろいろ明らかになってきた。

それは、自分たちのように通常に受験して入学した者が全てではなかったことだ。

内部進学者たち…

彼らはその大学の付属中学→付属高校に在籍し無試験で大学までいわゆるエスカレーター方式で入学した人たちだった。

そのような人たちが自分が通った大学には半数とまでは行かないまでも、おそらく1/3以上は在籍していた。

彼らは基本お金持ちのご子息で、私達が必死に受験勉強の追い込みをしている頃に付属高校を卒業して車の免許を取りに行き、入学と同時に親に自分の車を買ってもらう人たちもいた。

テニスサークルに入ったが…

高校の時にテニス部に入っていたのでテニスサークルに入った。

とても楽しかったがその中でも先輩も含めて内部進学者は多かった。

そこから実際に関わるサークルの人たちを感じて、内部進学者と外部入学者という、いわゆる体制側と反体制側の葛藤を1〜2年かけて克服したと思っていた。

実際に当時のサークルで出会った人たちはみんな内部、外部関係なく良い人たちばかりだった。

しかしバブルがはじけて…

私が大学に入学したのが1990年。そしてその約3年後に就職活動を始めた。
時はバブルがはじけて世の中が右往左往していた頃だ。

自分が一回生の頃のサークルの先輩たちはテレビのCMでよく見たり、社名を聞いたらすぐわかる会社にほとんどの人が就職していった。

それが自分たちの時はどうだったかというと、全く内定がでなかった。
個人的には60社くらい面接を受けた。

自分の能力が著しく低かったと言うわけではないことは、同じサークルの友人や語学クラスの友人の就職活動状況を見ても明らかだった。


その時、内部進学者たちは…

あっさりと内定が決まっていった。

親が会社を経営しており取引があるなどの理由から地元の地方銀行などに、スイスイ内定が決まっていった。


そこでまた取り込んだ信念とは

「結局なにをやっても元からのお金持ち(体制側)には敵わない。自分はやっぱり反体制側だった」


結果的には大証2部上場の製造メーカーになんとか内定したが、その後は上記に書いた通り転職を繰り返す人生を生きてきた。

向き不向きや生まれ持った性格もあるのかもしれないが、今回の一件でなぜ自分がサラリーマンや雇われの仕事が続かないのかはっきりと自覚できた。

今回の件で体制側や反体制側と勝手に創造しているのは自分自身であり、そのようなことに囚われず自分らしく生きることが大事だと改めて自覚できた。

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