水と油
日本語には数え切れないほどの諺(ことわざ)がある。
中でも有名な諺のひとつに水と油が挙げられる。
文字通りお互いに噛み合わず決して交わることの無いもののことだ。
僕は、この「水と油」と同じくらい交わることの無いものがあると思っている。それは「笑いと恐怖」だ。
個人的には、笑いは狂った人間からこそ産まれるものであり、そもそも人間は狂ってからが本番だと思っている。
が
あまりにも狂ってしまった人間は純粋に笑えるものではなくなり、嘲笑の対象としかなり得なくなり、FUNNY HUMANとしてインターネットの海に放流されるしかなくなってしまう。
(Twitterによく晒されてますよね、街のヤバいオッサン。僕はいつかアレになりますから。)
このふたつのバランスを取ることは不可能だと思っていた。この男の映像を見るまでは。
元々、ランジャタイという芸人は大好きだった。
最初に見た時は何が面白いのか分からなかったが、気が付くとハマっていた。きっかけが無いのが怖い。
前述した水と油の様に、笑いを求めていても「狂」が勝るとその瞬間に「面白い」という感情は消えてしまうのが人間の性であるはずなのに、この企画での国東はその両者が常に高い位置で両立していた。
本当に自分の語彙力では対処出来ない「面白さ」と「恐怖」を5:5で提供されてしまった
この現象を表現する語彙を私はまだ持っていないのが悔しい、いや、そもそも世界中を探しても見つからないのかもしれない.........
日テレTADAというアプリで視聴可能なのでぜひご覧ください。
きっと、この映像の視聴後には世界が変わっているはずです。それが良い意味か悪い意味かは分かりかねますが、、、
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