トラーパニ滞在中の朝食ドルチェは、エリチェのお菓子達
<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.37>
トラーパニ(Trapani)に到着した日に、エリチェ(Erice)の町で立ち寄ったお菓子屋さんで、購入したお菓子達。
これが、滞在中の朝の美味しい朝のドルチェとなりました。
シチリアは、アーモンドの名産地でもあり、上質のアーモンドを使ったものが多いのシチリア菓子。
その中でも、ちょっと珍しいのが、写真・右端の麦わら帽子のような形をしている「ジェノヴェーゼ(Genovese)」です。
サクサククッキー生地に、たっぷりのカスタードクリームが入っています。
「食べる時に温めると美味しいわよ」と、言われていたのですが、
残念ながら、宿泊した部屋には、レンジ等が置いてなくて。
冷蔵庫で保存していたので、冷たいジェノヴェーゼを頂きました。
それでも、十分に美味しかったです。
食べながら、ふと、あるトスカーナ郷土菓子を思い出しました。
「おばあちゃん(nonna)のケーキ」という名の、とてもポピュラーなケーキで、こちらも、クッキー生地に、たっぷりのカスタードクリームを入れ、
松の実(pinoli)をトッピングしてから、オーブンで焼き上げます。
ジェノヴェーゼと、少しタイプは違いますが、働いていたホテルの厨房で、
よく作り、よく食べて、大好きだったケーキです。
懐かしい…。
そして、チョコレートバージョンの「おじいちゃん(nonno)のケーキ」も作っていました。
イタリア各地で作り続けられている郷土菓子は、素朴でありながらも、本当に、魅力的。
素晴らしい食文化のひとつです。
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