【レシピ】味噌を作りましょう!
寒い時期のお仕事、味噌づくり。
私が、味噌を作り始めたのは、ちょうど 10年前。
いくつかの「手作り味噌」を頂いたのが、きっかけでした。
それぞれ味わいが違い、そして、それぞれが、美味しい。
材料は、大豆、麹、塩のみ。
同じ材料なのに、こんなにも、違いがあるのかと驚いたのを、今でも覚えています。
自分で作りだすと、同じように仕込んで、同じ環境で発酵・熟成さえても、
毎年、出来上がりが違うのですよね。
それが、また、面白い!
余計なものが入っていない分、味噌汁を作る時も、多少、味噌の量が少なくても、逆に、少し入れ過ぎても、どちらも美味。
自分の好み、家族の好みに合わせられるので、とても使いやすく、
一度、作りだすと、手放せなくなるのが、手作り味噌なのです。
教室でも、5年程続けていた「味噌レッスン」。
お家で、発酵・熟成させる味噌を仕込み、お持ち帰り。
教室で仕込んだ味噌で、料理も作ってい食べて頂き、こちらも喜んで頂いていました。
また、いつか、これらのお料理も、ご紹介しますね。
年に一度の作業ですが、改めて、まとめてみましたので、
また、来冬以降、一度、作ってみよう!と思う方々に、参考にして頂けると嬉しいです。
それでは、作っていきましょう!
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味噌 ~米麹を使って~
【難易度】★☆☆☆☆
【作業にかかる日数】 ・大豆を浸水させる:1日
・大豆を煮る :1日
・味噌を作る :1~2時間
(あくまでも、目安です。仕込む量によって変わります)
【熟成期間】 仕込んでから、半年~
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【材料】
☆材料について
北海道産大豆を、使いました。
生米麹を使います。
乾燥麹もありますが、生麹の方が、麹がフレッシュ、生き生きしています。
今回は、ネットで購入しました。
生麹は、賞味期限が短いです。(冷蔵庫保存)
もし、すぐ使用しない場合は、生麹をほぐして保存袋に入れ、
冷凍庫に入れましょう。
【必要な道具】
重石は、ビニール袋に入れた塩を使います。
熟成中、味噌の匂いがついてしまうので、これらは、味噌用として保管。
毎回の味噌つくりに、活用しています。
料理に使用したい場合は、天気が良く、空気が乾燥している時に、
天日干しをして、匂いを取りましょう。
【必要な器具】
大豆を挽くのには、フードプロセッサーを使いました。
大豆潰し機(豆ミンサー)を使う方も、いらっしゃいます。
どちらでも、良いです。
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【工程】
1)大豆の準備をする(浸水、煮る)
① 大きめのボールに大豆(乾:500g)を入れる。
たっぷりの水を注ぎ、そのまま1日(24時間)浸水させる。
大豆の芯まで、しっかりと水を吸わせます。
浸水が不十分だと、煮る時間が長くなり、また、軟らかさにムラがでます。
皮がパンと張っていて、十分に浸水しているのを確認しましょう。
② 戻した大豆を、ザルに上げる。
深鍋に入れ、新しい水をたっぷりと加えて火にかける。
沸騰してきたら、弱火にし、大豆が軟らかくなるまで茹でる。
途中、アクが出てきたら取り除き、湯が減ってきたら、水を加える。
(4~7時間:大豆によって、軟らかくなる時間が変わります)
ここが、ポイント!
③ 大豆が、軟らかくなったのを確認できたら、火を止めて蓋をし、
煮汁ごと冷まして、そのまま一晩置く。
一晩置くことで、しっとりとした大豆になります。
時間がなければ、一晩置かずに、使用しても良いです。
2)麹の塩切りをする
① 調理用ビニール手袋をはめて、米麹(生:500g)をほぐし、
塊をなくす。
② 塩(180g)を加えて、全体をよく混ぜ合わせる。
3)味噌玉を作る
① 大豆は、使用する前に、一度煮立たせておく。
穴あきお玉で、軽く煮汁を切り、お玉1~2杯分を、
フードプロセッサーに入れ、しっかりと、ピューレする。
ここが、ポイント!
② 大豆がピューレ出来たら、塩切りした米麹(適量)を加えて
さらに、ピューレする。
必要であれば、大豆の煮汁を加えて、味噌の生地の固さを調整する。
ここも、ポイント!
③ ピューレした味噌の生地は、大きめのボールに移す。
①~②の作業を繰り返し、全ての大豆、塩切りした麹をピューレする。
④ 味噌全体の固さを均一にするために、よく混ぜ合わせる。
この時、最後の固さチェックをする。
味噌が固いようなら、大豆の煮汁を加えて、耳たぶぐらいの固さに
仕上げる。
⑤ 手の大きさに合わせて、ボールの形にする。(テニスボール大ぐらい)
ハンバーグの種を成型する時と同じように、
パンパンと、空気を抜きながら、味噌玉を作る。
ここが、ポイント!
4)容器に詰める
① 容器に、ビニール袋を2枚重ねて広げ、容器の中に落とし込む。
ここが、ポイント!
② 味噌玉を、ひとつずつ、叩きつけるように入れていく。
③ 味噌を押しながら、表面を均す。
④ 上から、塩(20g)を全体に振り、空気を抜くようにして、
1枚目のビニール袋(内袋)の口を、しっかりと閉じる。
そして、2枚目のビニール袋(外袋)の口も、しっかりと閉じる。
⑤ 重石(おもり、塩等:味噌と同量分以上:今回は3㎏の塩袋を使用)を
敷き詰めて、蓋をする。
5)発酵・熟成させる
冷暗所で、保管。
(我が家は、玄関の涼しい場所で保管しています)
1か月に1回、天地返し(上下、ひっくり返すこと)をして、
発酵・熟成を進めていきます。
味噌として食べられるのは、半年以降から。
暑い夏を越えた後、味噌の良い香りが立ってくる9月頃から食べることが出来ます。
ここが、ポイント!
1ヶ月に一度、一回目の天地返しは、3月上旬。
もうすぐです。
発酵・熟成の様子を、その都度、ご報告。
追加して、書いていきますので、よろしくお願い致します。
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