カンパーニャ州のお菓子と言えば、ババ & スフォリアテッレ2種
<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.51>
ナポリ湾に浮かぶイスキア島で、昼食をとるために街歩きをしていたら、
気が付けば、もう夕方4時を回っていました。
この時間になると、レストランのお昼営業は終わっていて、
夕食まで我慢するかどうか迷ったのですが、やはり、折角、ここまで来たのです。
一食でも、無駄にしたくないなっと、バールで、カンパーニャ州のお菓子を食べる事にしました。
ババ(Baba)
ナポリ風サヴァランです。
ラム酒たっぷりのシロップに漬け込んで仕上げた焼菓子です。
「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」の「アリババ」から名付けられたといわれるこのお菓子は、フランス経由で入ってきて、今や、ナポリ菓子、カンパーニャのお菓子として有名です。
口の中で、じゅわ~っと広がるラム酒の香りが堪らなく、何度も食べたくなる一品です。
お酒が苦手という方に、お薦めするのはこちら。
貝の形をした極薄パイ、スフォリアテッレです。
スフォリアテッレ
(Sfogliatelle)
薄く伸ばしたパイ生地を、何層にも重ね、貝の形に仕上げたパイ菓子。
中には、リコッタチーズをベースにしたクリームがたっぷり入っています。
パリパリパリ!と、歯切れの良い音が、これまた、美味しさを増してくれます。
発祥は、アマルフィ(Amalfi)の修道院で、ナポリ、そして全国へ広まったと言われています。
他の地域でも食べたことがありますが、やっぱり、カンパーニャ州で食べたスフォリアテッレが、食感良さ、何ともいえない美味しさが忘れられません。
もうひとつ、違うタイプの「スフォリアテッレ」があります。
スフォリアテッレ・フロッラ
(Sfogliatelle Frolla )
パイ生地の代わりに、ビスケット生地でリコッタクリームを包んでいます。
こちらも、根強い人気のカンパーニャ菓子。
3つを全て、いっぺんに食べるのは大変ですが、
是非、カンパーニャ州(州都:ナポリ)を訪れた時には、ひとつでも、ふたつでも、味わって頂きたい名菓です。