シエナの夏の競馬祭・パリオ(Pario)観戦時の心得
<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.47>
まず、シエナの夏の競馬祭・パリオ(Pario)を見る時の心得を書いておきます。
私は、開始3時間半ほど前に、行きました。
開始時間が近づくと、ゲートが閉まり入場できなくなります。
レース開始までの待ち時間、トイレに行くのは困難なので、水分の取りすぎには注意です。
でも、この事は、みんな知っているのですよね。
子供達が集まっている所は、気がつけば多くの人集りになっていました。
人が多い場所には、必ず、スリいます。
私は、水と、何かの時のための5€だけ、身につけていきました。
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以上が、奥様ソニアから聞いた、アドバイスです。
私は、カメラさえも持って行かなかったので、本番の写真はありませんが、
前日と、当日の朝リハーサルで、撮影した写真で、本番の様子をお伝えします!
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各地区の衣装を着た行進があり(これもかなり長時間)、
その後、それぞれの地区の期待を背負った騎手&馬達が入場しました。
この写真は、リハーサルの時のもの。
まだリラックスムードでしたが、やはり、本番は、全然、緊張感が違いました。
スタートラインで、約30分程、待機。
なかなかスタートしないな…と、思っていたら、不意に、…ドン!
スタートです!
大きな歓声で、興奮の渦に包まれるカンポ広場。
うお~!!
地鳴りのような、声援が響き渡ります。
広場を、1周、2周、3周して、ゴール!!
その瞬間、目の前の大きな人の頭が、グッと出てきて、見ることができなかった私。💦
どの地区が勝ったのか分からなかったのですが、
歓声の中から、「Selva, vinto!(セルバ(森)地区が勝った!)」っと、
聞こえてきて、状況を把握。
前評判では、名前が挙がっていなかった地区だったそうで、セルバ地区の人達は、涙を流すほどの喜びよう!
凄い状況に、なっていましたよ。
レースを終えて、さあ帰りましょう!っと思っても、まだまだ興奮冷めやなぬ雰囲気で、カンポ広場から出るのも、本当に大変で。
結局、ホテルに戻れたのは、レース後、1時間が経過していました。
パリオの鳥肌が立つほどの臨場感、余韻もすごくて、戻ってからも、
しばらく、心臓がドキドキ。
へとへとに、疲れてしまい、ちょっとパリオを甘く見ていたと、猛省。
最後に、私からの心得を、ひとつ追加。
私は、ふらりと一人で行ってしまいましたが、かなり、長時間待つことになるので、ひとりは、手持ち無沙汰、本当にしんどいです。
友人たちとワイワイ話しながら、その時間を楽しむのが、一番だと思いました。
そして、観戦するのも、体力も必要なので、体力を温存して、観に行きましょう!
お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。