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サルデーニャのお菓子☆ティリカス

<イタリア旅行記(2009年夏・サルデーニャ島&ローマ)no.12>

サルデーニャ島のお菓子は、とっても個性的。
シチリア菓子同様、アラブの影響を受けているので、他では、見ないようなものも、多いです。

レストランで食べたセバダス(Sebadas)も然り。

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セバダス(Sebadas)

そして、このお菓子もその中のひとつです。

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ティリカス(Thiricas)と呼ばれる焼き菓子

伸ばしたパスタ生地に、ジャムを塗って包んでオーブンで焼いたもの。
素朴な焼き菓子ですが、これが、なかなか美味しいんです。

実は、このティリカス。
1999年、イタリア・シエナ料理学院で、過ごしていた時に、
サルデーニャ島のお土産として、一度、食べたことがあったんです。

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サルデーニャ島のお土産(Souvenir sardi)(1999年)

当時、この名前が分からなくて、料理本などで色々調べたのですが、
ティリカス」という名前は、見つけられなかったんですよね。

写真で、よく似た焼き菓子があって、名前は、「ボッコノッティ(Bocconotti)」。
これなのかな…と、思い、その後、すっかり忘れていたのですが…。

あれから、10年後の、2009年夏。
夕食を取った、アルゲロのレストランで、発見!

「おおぉっ!見つけた!!」

お店の方に、その話をしたら、名前を教えて頂き、ひとつ、お土産で包んで下さいました。
ありがとうございます!

「百聞は一見にしかず」
やはり、実際に現地に足を運ぶと、学ぶことは多いですね。

ちなみに、南イタリア・プーリア州の郷土菓子にも、「ボッコノッティ(Bocconotti)」が、あります。

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ボッコノッティ(Bocconotti)2006年10月ご紹介

こちらは、ワイルドチェリーのシロップ漬け「アマレーナ(Amarena)」を入れた焼菓子で、これも、素朴な味わいなのですが、美味しいです。

料理教室では、開講一年目の秋に、ご紹介しました。
また、いつか、レシピ集でも、ご紹介させて頂きますね。


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食の工房オフィスアルベロ【イタリア料理教室 in 神戸】
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