メッシーナ海峡横断②痴漢に遭遇!
<イタリア旅行記(2007年秋・シチリア東部&カラブリア)no.55>
カラブリア州(Calabria)からシチリア半島へ。
メッシーナ海峡を渡る為に、イタリア本土・カラブリア州のヴィッラ・サン・ジョヴァンニ(Villa S.Giovanni)駅で列車を降り、
フェリーの乗場に向かったら、乗場までのエスカレーターが、止まってたんです。
その高さ、地上4階分(…位)。
ひゃ~💦
エスカレータ横の階段を、大きなスーツケースを持って上がらなくてはいけないのは、ものすごく大変。
こんな時、イタリアでは、時々、荷物を持ってくれる紳士的&優しい男性がいるのですが、ちょっと注意しなくてはいけません。
残念ながら、中には、悪い人もいるんです。
安易に、荷物を渡してしまうと、持ち逃げされることもあります。
この長~い階段でも、計3人の男性が「荷物を持ってあげるよ」っと、声をかけてきました。
1人目、2人目の男性は、身なりと行動が怪しく、フェリーの切符を買っていた時から、なんとなくウロウロしていた2人。
「大丈夫です!」と、笑顔でお断り。
でも、3人目の男性は、きちっとした身なりだったので、「お願いして良いですか」と、持ってもらったのが、間違いだった! 💦
この階段を上がるまでと思っていたら、そのままフェリー乗り場へ。
そして、なんと、彼も乗船。
なぜ?
「甲板まで荷物を持って行ってあげるから」と、なんか怪しい…。
「ここで、大丈夫です」と、お礼を言って、スーツケースを取り戻し、
甲板への階段を登ろうとしたら、なんと、後ろから、私のお尻をムギュ!
「こら!(No!)」っと手を払ったのに、さらにムギュ!!
「なにするん!(関西弁で)」と、私も、本気の、後ろ足蹴り!!!
逃げていきました。
イタリアで、これだけ露骨な痴漢にあったのは、初めて。
なんとも、後味の悪い気分になりました。
私は、尊敬できる素敵なイタリア人を、沢山知っているので、大丈夫ですが、もし、これが人生初めてのイタリア旅行で、こんな事に遭遇してしまったら、きっと、イタリアを嫌いになっちゃいますよね。
そんなことを思うと、本当に残念。
改めて、気をつけようと思いました。
そして、あのおじさん…。
今度、会ったら、許さん!っと、フェリーに乗り込んで、鼻息を荒くしていた私でした。
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