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夕食は、厨房の特設スペースで ♪

<イタリア旅行記(2007年秋・シチリア東部&カラブリア)no.52>

バニャーラ・カラーブラ(Bagnara Calabra)での滞在も、最後の日。
この日の夜も、お世話になっているレストランで、お料理を頂く事に。

でも、毎日、満席の、こちらのレストラン。
私が、その一席を埋めてしまうのは、申し訳なく…。
その事をお伝えしたら、厨房の隅に、ちょこんと特別席をセッティングして下さり、厨房の様子を見ながら、食べることになりました。

食べていても、調理の様子が気になって、皆さまの邪魔にならないように、ちょこちょこ、遠めで眺めたりして。

スタッフの皆さま、本当に大らかな方々ばかりで、目が合ったりすると、「なに?これ食べたいの?」っと、ちょこちょこお皿に盛って、
試食させてくれます。

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トロピタキア(Toropitakia)

とろり~と溶けるチーズを、パリパリ生地で包んであげたもの。
きっと、これも、ギリシャテイストでしょうか。
カリッ、トロ~ッという食感、チーズ好きには堪りません!

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たことトマト、きゅうりのサラダ
(Insalata di porpo, pomodoro e cetriolo)

シェフ・オリジナルの一皿で、少し醤油を加えた特製ドレッシングが、
とても美味しくて、もちろん、完食!

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ノルマ風パスタ & ファルファッレ・ヨーグルトソース
(Pasta alla Norma & Farfalle allo Yogurt)


うん、美味しい!
シチリア郷土料理のひとつ、ノルマ風パスタ

揚げた茄子を入れたトマトソースで、パスタと和えてから、
最後に、リコッタ・サラータ(塩漬け後、熟成させたリコッタチーズ)を
削りかけるもの。
シンプルですが、これ、美味しいんですよね。

そして、ファルファッレは、昨夜を頂いた一品。
美味しいな…。

イタリアで、パスタを食べると、自分が無類の麺好き、パスタ好きだと
再確認します。

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干しタラとじゃがいもの煮こみ
(Baccala` e patate in umido)

あれ?、これ、どこかで見たことある…。
そうです、2007年春に訪れた北イタリア・リグーリア州のチンクエ・テッレ(Ciuque terre)の街、モンテロッソ(Monterosso al mare)
教えてもらったお料理のひとつです。


そういえば、お料理を教えてくれた、サンティーナ・シェフが、
「リグーリア料理は、昔、交易があったシチリアや南イタリアの影響も色濃く残っているのよ」と、話されていた事を思い出して。

イタリア各地を旅していると、ある場所で、学んだ事の点と点、
見たこと聞いた事のひとつ、ひとつが、少しずつ繋がって、線となり、
ストーリーになっていく時があります。
そういう瞬間に出会えると、本当に嬉しくなりますね。

今日も、お腹いっぱいだ…と、思っていたら、
デザート担当のパティシエさんが、「まだ、私のデザート食べてないでしょ?」っと、チーズケーキを持ってきてくれました。

確かに、前夜の食事でも、前菜2皿、パスタ2皿、そしてメイン1皿。
デザートまで行き着かなかった私。
今日こそは、食べなくてはです。

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チーズケーキ・ベリーソース添え
(Cheesecake con salsa ai frutti di bosco)

甘酸っぱいベリー・ソースが、甘いチーズケーキと良く合って、美味しい。
結局、完食!
甘いものは、やっぱり別腹でした。

レストランの皆さまには、本当に良くよくして頂き、閉店後に、ご挨拶をしなければです。
そう思いながら、皆さまが終わられるのを待っていました。

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食の工房オフィスアルベロ【イタリア料理教室 in 神戸】
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