【レストラン情報】カターニャでの昼食
<イタリア旅行記(2007年秋・シチリア東部&カラブリア)no.68>
シチリア・カターニャ(Catania)での昼食。
友人のシェフ達に、カターニャに行ったら、絶対、食べにいくべし!と
言われていたレストランへ。
要・予約なので、前日に電話予約をして伺いました。
毎朝、ペスケリア市場で仕入れる、新鮮な魚介類を使うので、「メニュー(Menu`)」はありません。
席に通されて、待っていると、注文を取りに、お店の方が来られました。
店員さん「前菜は食べる?」
私 「はい!」
定員さん「パスタは?」
私 「もちろん!」
定員さん「メインは?」
私 「パスタを食べた後のお腹の具合で…」
定員さん「OK! 飲み物は?」
私 「お料理に合う白ワインで♪」
店員さん「OK!」
会話はこれだけ。
もちろん、アレルギー等で食べれない食材は、お伝えしています。
応対も、好印象。
何が食べれるのかな? と、ワクワクしながら、待つ事少し。
まずは、白ワインが運ばれてきました!
レオーネ・ダルメリア・シチリア IGT 2006
(Leone d'almerita Sicilia IGT 2006 ( Tasca d'alberita ))
シチリアで、よく見かける白ワインです。
ぶどう品種は、カタラット(Catarratto)が主体で、爽やかな味わいです。
そして、美味しそうな前菜の小皿が、次々と運ばれてきます。
前菜の盛り合わせ・アッサッジーニ
(Assagini)
鰯、かじきまぐろ、海老、いか、蛸…等々。
小皿で、色々な前菜が出てくる、シチリアンスタイルが、アッサージーニ。
それぞれ、味わいの変化があって、美味しいです。
食べてる途中で、揚げ物の小皿も出てきました!
ほたるいかのフリット
( Fritto di calamari )
なんと!ほたるいかとは、贅沢な!
熱々、カリカリのフリット、塩梅も良く、美味しいです。
さすが、シェフが、お薦めするだけあります。
そして、いよいよパスタです。
生しらすのリングイネ(Linguine ai bianchetti)
市場で見た、あの「生しらす」です。
生しらすのうま味、塩味、ちょっと崩れて出てくるとろみ…。
めちゃめちゃ美味しかったです!
何度でも食べたい!と思う一皿です。
かじきまぐろのオレッキオ
(Orecchio di pesce spada)
これも、美味。
少し潰した、かじきまぐろのソースが、パスタとよく絡み合っています。
こちらも、ぺろりっと頂きました!
さすがの私も、お腹いっぱい。
メインのお料理は、残念ながら食べれませんでしたが、
デザートだけは、食べて帰りなさいっと、お店からのサービスで
ケーキの盛り合わせを頂きました。
ピスタチオ&リコッタチーズのケーキ
(Torta di Pistacchio & Torta di ricotta)
ピスタチオは、ブロンテ(Bronte)の思い出がよぎり…
う~ん、美味しい。
そして、なんか懐かしい…。
食後酒のモスカート
(Moscato)
開店と同時に入りましたが、
ふと見渡せば、店内は地元の方々で溢れんばかり。
お客様を呼ぶレストランとは、お料理が美味しいのはもちろんですが、
一見さんへの気配り、ひとりで入っても楽しめる空間が、
本当に大切なんだと、再確認させてくれました。
カターニャ再訪時には、また予約をして食べにきたいお店です。
お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。