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老舗カッフェ☆カッフェ・フローリアン

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.10>

ヴェネツィア(Venezia)での、最初の食事。
サン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿を訪れた後、どこでお昼を食べようかなと考えて、歩いていたら、素敵な音楽が聞こえてきました。

音を辿っていくと、老舗カフェの前で、生演奏をしていたのです。

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カッフェ・フローリアン
(Caffe` Florian)

この演奏を聞きながら、軽くランチだ!っと、即決。
ステージが見えるテラス席で、頂く事にしました。

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写真の、右横のテーブル。
よく、見て頂くと、白いウェディングドレス姿の花嫁さんがいるの、分かりますか?

ここ、カッフェ・フローリアンは、1720年創業の歴史ある老舗カッフェ店。
社交場としても有名で、今までにも様々な著名人が集ったそうです。
店内は、本当にクラシカルな雰囲気で、重厚感、そして趣きもあり、とっても素敵。

この新婚のおふたりは、たぶん、市役所で結婚式を挙げた後、
この老舗で、軽くお食事を、と来られたのかなっと、想像したりして。

私も、パニーノと白ワインを注文しました!

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パニーノ&白ワイン
(Panino e Vino bianco)

ヴェネツィア産サラミ・ソプレッサータ(Soppressata veneziana)
パニーノです。

「ソプレッサータ」は、豚の頭や足等の切り落とし肉を使ったドライサラミの事。
イタリア語の「Sopprerrare(圧縮する、プレスする)」から、きています。

スライスしてパニーノに盛られていますが、ワイングラスと比べて頂くと、
かなり大きいのが分かります。
食べ応えたっぷり、美味しく頂きました。

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サン・マルコ広場の鐘楼
(Campanile di Piazza San Marco)

実は、この旅の出発前、仕事の日程がハードで、ヘトヘト…。💦
こんなにしんどいのに、グッと、無理やりに、日にちを取ってまで、
もう、イタリアに行く必要があるのか。
暫く辞めようか…と、思う程で。
倒れ込むように、関西国際空港からの飛行機に、乗り込んだのです。
そして、飛行機の電気系統のトラブル。
正直、クタクタでした。

でも、青空の下、生演奏を聞きながらの、ヴェネツィア初ランチ。
ふわ~っと、疲れが抜けていき。
ああ、この瞬間の為に、このイタリアの空間に来るために、頑張ってきたのだなと感じられ、ふわ~っと、身体の疲れが抜けたのを実感しました。

イタリアンパワー、凄いです!💕

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北イタリアの旅が始まったことを、肌で感じることが出来て、嬉しくなりました。

さあ、いっぱい歩いて、いっぱい見聞きして、いっぱい、イタリアを感じるぞ!
そう思えた、旅の一食目でした。


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