祝!19周年 ☆大好きなシチリア料理店
20年以上前からの友人が営む、大好きなシチリア料理店。
この秋に、19周年を迎えるとのことで、お祝いも兼ねて、お伺いしました!
出会った頃から、一本筋が通った気持ちの良い方で、常に勉強をし、前へ進まれていく姿は、料理人さんとしても、経営者さんとしても、尊敬しています。
お祝いと感謝の念をお伝えして、まずは、スパークリングで乾杯!
お任せ料理を頂きました。
ここで、シチリアの白ワイン「SOLOUNA」にスイッチ。
最初のアタックも香り豊かだったのですが、温度が上がると、さらに、まろやかになり、どんどん深みが増し、ふわっと、ワインがひらいていき、美味、美味。
お肉料理まで、合わせることが出来ましたよ。
シェフのお料理は、味のバランス、そして、なによりも塩梅が素晴らしいのです。
年々、ブラッシュアップされていきますが、この柔らかい味わいは、出会った頃から、変わっていません。
ほんと、美味しくて、ため息です。
見た瞬間「めっちゃ!シチリア!」と声を出してしまった、初お目見えの一皿。
仔羊のカツレツ、そして、ここに彩りとしてグリーンが入らないところなど、
シチリアの大地、ちょっと乾いた空気さえも感じさせる、思い起こされるビジュアル。
人によって様々な解釈があると思いますが、これが、シェフが”シチリア”を積み重ねてきた答えのひとつと思うと、鳥肌が立ってしまいました。
ビスマルク風といっても、イタリアでは、目玉焼きのことが多く、生卵をのせたのは、シェフのアレンジ。
こういう風に生み出された一皿が、私は、堪らなく心震えてしまうのですよね。
卵黄とトマトを、しっかりと混ぜ合わせて、仔羊と一緒に頂きました。
素晴らしい…。
コロナ禍でのテイクアウトに対応して、機材を入れて作っているのがピッツァ。
もちっとした生地に、シンプルなトマトソースで、これまた、美味しい。
最後に、お店の看板メニュー・レモンパスタを、少々。
これも、いつ食べても、本当に美味しい一皿。
「レシピを知っていても、絶対に同じには出来ない」と、言い切るシェフ。
食材は、日々、味も旨みも違うし、料理の感覚は、人によって違いますからね。
シンプルな料理だからこそ、作り手さんの技量、火加減、塩梅が、ダイレクトに味に出るのでしょうね。
色々お話ししながら、やはり凄い人やな…と、改めて、脱帽。
唯一無二のシチリア料理店です。
国産レモンが、出回り始める頃。
私なりの「レモンパスタ」、作ってみたいなと思いました。