壮大なモザイク装飾、モンレアーレ大聖堂
<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.18>
パレルモ(Palermo)から、南西へ7Kmの小さな丘の上の町・モンレアーレ(Monreale)。
ここに、素晴らしいモザイク画で溢れている教会があります。
モンレアーレ大聖堂(Duomo di Monreale)です。
12世紀後半に建築されたノルマン様式の代表的な建築物で、
2015年に、パレルモの建造物群とともに、世界遺産登録されました。
この後方部・壁の、この幾何学模様も、私は好き。
内部に入る前に、しっかり外装も楽しみました。
そして、内部へ。
そこは、素晴らしいモザイクで埋め尽くされた空間が広がっていました。
聖書にちなんだ黄金に輝くモザイク壁画。
アラブの雰囲気もあり、ピザンティンの味わいもあり。
ただ、ただ、ため息が出るばかりで、椅子に座り、ゆっくりと、その美しさを堪能しました。
案内書によると、この教会内部の美しいガラスモザイクは、6,000㎡以上。
「黄金の聖堂」と呼ばれるヴェネツィアのサン・マルコ寺院内のモザイク画は、4,500㎡程と聞くので、そのスケールの大きさ、壮大さは凄いものです。
ひと息ついたところで、大聖堂の上に登ります。
石壁の通路を渡ると、パッと目の前に、景色が広がります。
ここからは、修道院の中庭と、有名な回廊を見ることができました。
この時、回廊は見学しなかったのですが、こちらもモザイク装飾の美しい列柱が並んでいるそうです。
機会があれば、次回は是非、見学したいです。
それにしても、良いお天気です。
ここからの眺めは、北の方角でしょうか。
ティレニア海が広がっています。
そして、奥に見える島は、もしかしたら、ウスティカ島(Usthica)?と思いながら、この気持ちの良い景色を楽しみました。
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