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ミケランジェロの「ピエタ」
<イタリア旅行記(2009年夏・サルデーニャ島&ローマ)no.77>
ローマ・ヴァティカン市国内の、サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro)の中に、入ります。
サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro)内部
素晴らしい…、内部も荘厳で、美しい。
ふわっと包みこまれるような空間です。
主祭壇(Altare maggiore)
その奥には、黄金に輝く「聖ペテロの椅子(Cattedra di A.Pietro)」。
ローマ教皇のみ座ることが許されていり椅子です。
太陽の光が差し込み、なんとも言えない厳かな空間。
本当に、素晴らしい…。
ブロンズの天蓋(Bardacchino di Bronzo)
30m近い大天蓋。
こちらも、ベルニーニ(Bernini)の作品です。
17世紀の改築時、彼が、一番最初に手掛けたもので、主祭壇を支える4本の柱と、
ブロンズの天蓋から、ひしひしと伝わってくる重厚感、凄い迫力です。
長い歴史と、この空間を訪れた多くの方々の思いが刻まれてきた…。
私は、そんな雰囲気を感じることが出来ました。
ピエタ(PIeta`)
そして、忘れてはいけません。
若きミケランジェロの傑作のひとつ、「ピエタ」。
絶対、見たかった彫刻のひとつです。
なんと、彼が23歳の作品。
多くの絵画&彫刻&建築の傑作が、イタリア各地に溢れています。
芸術専門家ではない私が見ても、心が震え、感動してしまうもの。
本当に素晴らしい…、このピエタも、そのひとつでした。
教皇アレクサンデル7世の墓碑
ベルニーニの最後の作品と、言われています。
彼の、最大のパトロンでもあった教皇アレクサンデル7世。
教皇からの依頼で、彼の死後、造られたそうです。
こちらの大理石彫刻も、目を見張るもので。
素晴らしい空間の中で、至極の芸術を堪能する事が、出来ました。
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