碧い海に浮かぶサン・ニコラ島(トレニティ諸島)のサンタ・マリア聖堂へ
<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.41>
アドリア海に浮かぶ美しいトレミティ諸島(Isola Tremiti)。
その中のひとつ、サン・ニコラ島を訪れて、素晴らしい眺望を満喫しながら、島を散策しました。
島の頂上にあるサンタ・マリア教会は、11世紀に建てられたものです。
内部はシンプルですが、静かで、厳かで。
美しい床のモザイク画と天井の絵が印象的でした。
モザイクの床と言えば、北イタリアのアクイレイア(Aquileia)の教会も有名です。
懐かしく、その時のことを思い出していました。
教会内には、珍しいものも置かれています。
8世紀頃、ピザンティン帝国から持ち込まれたと言われてる木製のキリスト像です。
“木製”、凄いですよね。
1200年以上も越えて、これだけしっかりと残っているのは、珍しいそうです。
確かに、凄い…。
そして、中世に、イスタンブールから持ち込まれた聖母像。
こちらも、珍しい像だそうで。
時代を越え、国境を越えて、こうやって存在する逸品。
ここまで、足を運んだ価値がありました。
それにしても、本当に、美しく、穏やかな景色。
その島の空気に包まれて、何度も、何度も、深呼吸をしていました。
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