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蛸(たこ:Polpo)
日本でも、イタリアでもポピュラーな食材ですが、
ヨーロッパの一部では、宗教上の理由や、その姿形などから、
「デビルフィッシュ」と呼ばれ、忌み嫌われ、食さない国も多いです。
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通年、食べられる食材ですが、真だこは、まさに、これからが、旬。
7~8月の、暑い夏に、さらに美味しくなります。
そして、関西では、半夏生の時に、たこを食べる習慣があるのです。
半夏生(はんげしょう)
雑節の中では唯一、七十二候のひとつです。
夏至(6月20日前後)から数えて11日目の 7月2日頃から
七夕(7月7日)頃までの5日間のことをいいます。
半夏生に入る前までに、田植えを終わらせるものとされ、
その後の、梅雨が明けを待つという時期でもあります。
( 2021年は、7月2日~、5日間 )
半夏生までに終えた、田植え。
「植えた苗が、たこの足のように大地にしっかりと根付くように」、
「稲が、たこの足のように、沢山、実るように」と、
願いを込めて、たこを食べ始めたと言われています。
また、疲労回復効果のある栄養素・タウリンを含むたこを食べて、
田植えで疲れた身体を休め、体力の回復をさせるためとも言われています。
先人の知恵ですね。
半夏生の時に食べるものは、地域によって違うようです。
香川では、うどんを食べるそうで、半夏生の日を「うどんの日」に制定。
福井では、焼き鯖を食べるとか。
地域によって違うのも、面白いですね。
神戸で「たこ」と言えば、やっぱり明石焼き。
明石で食べた時のお話は、こちらからご覧頂けます。
たこには、栄養面からも、注目すべき点も多いです。
・高たんぱくで、低カロリー
・ビタミンE … 美肌効果、抗酸化
・ビタミンB12 … 集中力のアップ
・タウリン … 疲労回復、眼病予防、肝臓病予防、
血中コレステロールを下げる、動脈硬化予防
・ナイアシン … 二日酔い予防
等々
たこが好きな方は、もちろん、そこまで…という方でも、
是非、食べて頂きたい、夏に、美味しくなる食材のひとつです。
そして、「たこのスパゲッティ」。
こちらも、美味しいので、是非、作ってみて下さいね。
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( Linguine con ragu'di polpo)
たこを使った、他のレシピ記事は、こちらからご覧頂けます。
ここから先は
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