いざ! ナポリへ!!
<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.71>
プーリア州・レッチェ(Lecce)からスタートした南イタリア横断も、
いよいよ最終滞在地へ。
カンパーニャ州の州都・ナポリ(Napoli)へ向かいます。
サレルノ駅からは、高速鉄道「フレッチャロッサ(Freccia Rossa)」を利用しました。
「赤(rossa)い矢(freccia)」と言う意味で、他に、
フレッチャルジェント(Frecciargento)「銀(argento)の矢」、
フレッチャビアンカ (Frecciabianca)「白(bianca)」があります。
なんのこっちゃ…?と、思われるかもしれませんが、
イタリア鉄道の高速鉄道・旧ユーロスター(Eurostar City)の事で、
日本の東海道新幹線で言う「のぞみ」「ひかり」のようなものです。
サレルノ駅から、ナポリ駅まで、40分程。
短い距離ですが、一度、乗ってみたかったんですよね。
サレルノ駅(Stazione di Salerno)
旅行中、イタリアの駅を利用する時の壁は、階段。
大きなスーツケースを持って、階段を上り下りするのは、本当に大変です。
今回は、旅も終盤。
各地で、食材や、器を買い込んでいたので、スーツケース(大)、機内持ち込み用スーツケース、両方とも、ぼぼ一杯で、なかなかの重さ。
両手に、それぞれのスーツケースを、しっかり持って、ゴロゴロ引きながら歩いているので、二の腕も鍛えられる感じです。
サレルノ駅で、エレベーターか、エスカレーターがあると助かるな…と、
事前チェックをしたら、乗車予定の「フレンチャロッサ」が到着するのは、1番線。
エレベーターがありました!!
良かった~。
サレルノ駅のエレベーター(Ascensore da Stazione di Salerno)
日本では、駅のエレベーター、エスカレーターの普及が進んでいますが、
イタリアは、車社会。
まだまだ、階段しかない駅も多いんですよね。
これからの高齢化の時代、問題視している現地の方もいらっしゃいます。
でも、なかなか進まない社会問題のひとつだそうです。
無事、フレンチャロッサにも、乗車できました。
さあ、ナポリに向かいましょう!
フレンチャロッサの車内(All'interno del treno "Freccia Rossa")
さすが、イタリア鉄道no.1の車内。
広くて、皮張りの椅子で、快適、快適。
40分程の乗車時間だけでは、勿体ない気持ちになりました。
車内電子掲示板(Bacheca elettronica in macchina)
フレンチャロッサは、北イタリアのミラノ(Milano)から、南イタリアのターラント(Taranto)までの、主要都市を結ぶ高速鉄道です。
途中、エミリア・ロマーニャ、ボローニャ、フィレンツェ、ローマ、ナポリ等に停車。
便によっては、乗換が必要な場合がありますが、直行便だと、約9時間程の鉄道の旅です。
一方、「銀の矢」フレッチャルジェントも、ミラノ⇔ターラントを結びますが、途中、ボローニャから南は、東側・アドリア海側を通るルートとなります。
ヴェスヴィオ山(Monte Vesuvio)
乗車して20分程経つと、山が見えてきました!
もしや、これは…。
そう、ヴェスヴィオ山です!
南側からの景色で、この山の向こうに、ナポリ湾、そしてナポリの街があります。
ナポリの街(Città di Napoli)
そして、しばらくすると、遠くに、ナポリの街が見えてきました。
7年ぶりで、3度目のナポリ。
今回は、3泊の滞在で、ナポリの食はもちろん、美術館などを中心に巡る予定。
ナポリ湾&ヴェスヴィオ山(Golfo di Napoli & Monte Vesuvio)
ナポリの常宿に、チェックイン後に、早速、街に繰り出しました。
ヴェスヴィオ山を、ナポリの街から眺めた景色です。
いつ見ても、素晴らしい…。
そして、ナポリ湾には、泳いでいる…というよりも、ぷかぷか浮かびながら、海を楽しんでいる方もいらっしゃいました。
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【イタリア鉄道情報】
☆トレニタリー(Trenitali)