イタリア大好き!⑦ 惚れ惚れする美しい海!
日本と同じように、海に囲まれているイタリア。
海が大好きな私は、イタリアを訪れる度に、その美しさに心を鷲掴みされています。
強烈に記憶に残っているのが、トレミティ諸島(プーリア州)のサン・ニコラ島の海。
「アドリア海の真珠」と呼ばれるのに相応しい美しさ。
ただ、ただ、ため息をつきながら、眺めるばかりでした。
サルデーニャ島・タロッス遺跡の高台にあるサン・ジョバンニの塔から眺める海も、迫り出す地形と共に美しく、圧巻!
朝の海も印象的でした。
ヴェスヴィオ火山の奥から昇る太陽に照らされるナポリ湾の朝焼け。
シラクーサの水平線を照らす朝日も、忘れる事ができません。
夜明け前のアドリア海側の海。
ファルコラーナ・マリッティマの海岸(マルケ州)は、幻想的でした。
もちろん、青空の下の輝く海も素晴らしいです。
不思議な感覚になったのが、モリーゼ州のテルモリの海。
トレミティ諸島から船で帰ってきた時、夕日に照らされた街が美しいなと眺めていたら、急に、海が輝きだし、銀色の光に包まれたのです。
地平線が消え、海に迫り出していた、吊り網漁の小屋・トラブーコ(Trabuco)が、宙に浮かんでいるようでした。
12年前のことですが、あの幻想的な感覚、体感は、今でも鮮やかに蘇ります。
人物が入る海の風景も情緒的です。
カラブリア州バニャーラ・カラーブラ(Bagnara Calabra)の夕暮れの海。
実は、この写真、とても印象的な一枚で。
釣りをしていた地元の方が、あまりにも景色に溶け込んでいて、とても美しく、許可をとって撮影させてもらったのが2007年のこと。
今から3年程前に、Instagramにアップしたら、カラブリアのご家族の方々から、「これ、きっと私達の亡くなったおじいちゃん!こんな形で再会できるなんて、嬉しい!」とメッセージを頂いたのです。
とても驚きましたが、一枚の写真が、こうやって繋がるのは、本当に嬉しいですね。
チンクエテッレのひとつ、コルニリア駅のひとコマ。
のんびりとした空気が流れているのが微笑ましく、お気に入りの一枚です。
街灯に照らされる夜の海も綺麗ですよね。
様々な顔を見せてくれるイタリアの海、大好きです。