新栗のマロングラッセ&タラッリ
<イタリア旅行記(2006年秋・中部イタリア)no.5>
ボローニャ(Boligna)のバールのショーウィンドウ。
ふと、目に入った美味しそうな、山積みに飾ってあったマロングラッセ。
思わず、心惹かれて、買ってしまいました。
早速、広場で秋の味覚を堪能です。
マロングラッセ(Marron Glasse)&タラッリ(Taralli)
マロングラッセの食感は、外は固くて、中が軟らか。
洋酒が、凄く効いていて…。
と、いうイメージがあり、メーカーさんによっては、実は、苦手だった私。
このマロングラッセは、この秋の採れ立て、ほやほやの新栗なので、
外も、中も、とっても軟らかくて。
手で、ちょっと押さえただけでも、ポロッ…と、崩れてしまうほどです。
その栗の食感と、程よい甘さ、そして、新栗なので、洋酒に浸けていても、浅漬けなのでしょう。
きゅ~っと口の中に、栗の旨みが、流れ込んできて…。
お、お、美味しい…。
マロングラッセが苦手という方も、きっと、この季節の新栗だったら、虜になるのでは、ないでしょうか。
私自身、マロングラッセへの見方が、ちょっと変わりました。
奥にある、リング状のお菓子は、タラッリ(Taralli)。
南イタリアで、よく食べられるスナック菓子のひとつです。
「これ、どんな味なの?」っと聞いたら、「試食してごらん!」っと、2つサービスしてくれました!
ベーキング・パウダーで膨らました、サクっとしたパンのようなもの。
胡椒などの香辛料が聞いていて、噛めば噛むほど味わいが出てきます。
う~ん、これもなかなか美味しいな…。
季節の味と、伝統的な南イタリアの味、どちらも嬉しくなる おやつ でした。
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そして、2019年夏に、訪れた南イタリア。
帰国後の、9月料理教室「ナポリ料理」のメニューのデザートとして、
タラッリの試作を重ねて、ご紹介させて頂きました!
皆さんにも、喜んで頂けて、嬉しかったです。
良かった、良かった。