雨に降られたからこそ、出会ったネックレス & ブレスレット
<イタリア旅行記(2012年 ローマ&アブルッツォ&モリーゼ&イスキア島)no.57>
プロチーダ島で昼食と取った後、雲行きが怪しくなってきました。
映画「イル・ポスティーノ」の撮影地で、念願かなって、訪れることが出来たのですが、雨風が強くなると、イスキア島への船が欠航してしまいます。
島内を、もう少し楽しみたかったのですが、やむを得なし。
船が運行している間に、イスキア島に戻る事にしました。
プロチーダ島の港
(Porto dell'isola di Procida)
船の到着を待っている間にも、スコールに見舞われて…。
濡れないように、皆さま、寄り添って、ひとつの傘に頭を入れています。
私は、傘を持っていなかったので、木陰に入り、雨宿り。
雨宿り中
(Durante il riparo dalla pioggia)
雨降りの木陰は、木の瑞々しい香りが漂っていて、これはこれで、なにか、得した気分。
無事、イスキア島行き船に乗って、帰島できました。
イスキア島のホテルに帰ってきても、雨、雨、雨…。
ホテルのテラス(Terrazza dell'hotel)
青空が見えているのに、打ちつけるような雨が降っているのが分かりますか?
イスキア滞在中は、このようなお天気が続いていました。
さて、どうするか…。
折角のイタリアの旅、そして、イスキア島滞在です。
雨でも、なにか出来ることはないかなと、ホテルスタッフにお聞きしたら、
このアンゴラ城内には、アート技術学校が入っているとの事。
外からだったら、見学できるし、学校の生徒さん達の作品が展示されていて、購入もできると聞いたので、行ってみる事にしました。
ちょうどホテルとは反対側の場所に、工房を発見!
外からですが、許可を得て、見学、写真撮影させてもらいました。
アート技術学校の授業の様子
(la lezione della Scuola di tecnologia artistica)
イスキア島の技術学校は、有名だそうで、島外からも多くの生徒さんが来られているとか。
この時は、木彫りの授業が行われていて、皆さま、真剣なまなざしで制作中。
他にも、絵画、彫刻、装飾品などの授業もあるそうです。
そして、生徒さんの作品展示室へ。
ここで、ネックレスとブレスレットに、ひと目惚れしてしまったのです。
ひと目惚れしてしまった、ネックレス&ブレスレット
黒が混ざったような深く、美しい藍色、るり紺色、そして、濃い桔梗色。
それらの合間に、澄んだアイボリーと紫がかったベビーピンクの石が
きらきらと光っています。
しっかりとした作りなのに、学生作品という事で、お手頃な値段でした。
今も、大切に使っています。
別の日に、イスキア島を散策中、装飾のお店をいくつか見つけました。
装飾品店
(Negozio di ornamenti)
雨が降っていなかったら、技術学校のことを知らずに滞在を終えていたかもしれません。
雨が降ったからこそ、出会えたこのネックレス&ブレスレットです。
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