この旅、最後の昼食は、やはり、フェラーラのレストランで…
<イタリア旅行記(2016年北イタリア)No.65>
この旅の最終日。
どうするか、迷いに迷って、再度、フェラーラ(Ferrara)を訪れることに。
お目当ては、前日と同じレストランでの食事です。
どうしても、あのレストランの肉料理が食べたくて、
ボローニャから、列車に乗って、フェラーラに向かいました。
お昼の開店時間に合わせて、早速、入店。
この日も、オペラ歌手・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti)似のシェフが対応して下さり、この日のお薦めを注文しました。
最初に運ばれてきたのが、こちら。
お薦めの赤ワインと、フェラーラ名物パーネ・コッピア(Pane Coopia)です。
外はカリッ、中はふわっ、の食感のパンは、段々、クセになっていきます。
この日は、サラダからスタートです。
プンタレッレのサラダ
(Insalata di puntarelle)
イタリア冬野菜の代表格のひとつ、プンタレッレ。
冬のイタリアは、十数年ぶり。
久しぶりに、食べることが出来ました。
シャクシャクっとした食感、瑞々しさ、そして、調味のバランスが絶妙で、
抜群!
きっと、良質で、美味しいオリーブオイルを使っているのでしょうね。
振りかけてある焦がしパン粉も、アクセントとなり、本当に、美味しい。
たかが、サラダ、されど、サラダ。
シンプルゆえに、食材の扱い方、調味の塩梅が、本当に大事だなっと再確認しました。
そして、この日のメイン料理は、こちら。
仔羊のグリル・ポテト添え
(Agnello alla griglia con patate)
迷いに、迷って、仔羊のグリルを注文。
でも、運ばれてきたお皿には、もうひとつ、私が迷っていた牛肉のソテーも
添えてあって…。(写真・右)
シェフの温かい心遣い、嬉しいです。
ありがとうございます!
グリル料理も、とてもシンプル。
だからこそ、肉の質、焼き加減や、塩加減で、美味しさが決まります。
赤身ながら、噛めば噛むほど、肉の旨みを感じられるイタリアのお肉が、
私は、大好き。
この仔羊も、牛肉も、ひと噛み、ひと噛み、美味しさを堪能しました。
ここで、ちょっと箸休め。
チーズ2種(Due tipi di formaggio)
カラブリア産・熟成チーズ(奥)と、ピエモンテ産・山羊のチーズ(手前)
ハード系のチーズを、カリカリっと、かじりながら楽しむのが、好きなのですよね。
山羊のチーズは、少し香りが強めでしたが、美味しく頂きました。
カッサータ & パネットーネ入りセミフレッド
(Cassata & Semifreddo con Panettone)
シチリア郷土菓子のカッサータ。
なんと、エミリア・ロマーニャ州のフェラーラで食べることが出来るとは…。
私も、大好きなデザートのひとつ。
ただ、本当に、甘い!
でも、すごく、美味しい!!
そして、セミフレッド。
パネットーネの中をくり抜いて、そこにアイスクリームを詰めたものを
食べたことはありましたが、パネットーネ自体を細かく刻んで、バニラアイスに入れ込んだものは、初めて。
パネットーネが出回る、この時期ならではで、食べることができて、
嬉しかったです。
2日続けて、こちらのレストランに伺って、良かった…。
本当に、美味しい食事に、温かい心遣い、この旅の最後の食事を、大満足で終えることができました。
また、再訪できることを願って…。
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