ワグナー音楽祭の舞台☆ヴィッラ・ルフォーロ
<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.58>
ラヴェッロ(Ravello)のドゥオーモ広場に面して、もうひとつ見るべき場所があります。
ヴィッラ・ルフォーロ(Villa Ruforo)。
ワグナー音楽祭(Ravello Festival)のメイン会場でもあります。
ヴィッラ・ルフォーロの入口(左の塔)
入口・塔の内部
塔を潜り、この道の先が、チケット売り場。
ワグナー音楽祭の旗が、訪問客を迎えてくれます。
入ってすぐの中庭
この回廊は、アマルフィ大聖堂の「天国の回廊」に似ていますね。
「アラブ様式だな…」、ふむふむ…(私の心の中)
ヴィッラの見所のひとつ、美しい庭園です。
庭園(giardino)
緑溢れる庭園の向こうには、海、そして海岸線が…。
この美しいパノラマ。
ゆったりとした時間が過ぎていきます。
ワグナー音楽祭が行われるテラス(Terrazza del festival musicale)
そして、こちらが、音楽祭のメイン演奏会場となるテラス。
圧巻!!
海に、舞台がせり出すかのように、設置されています。
背景が、アマルフィ海岸線って、素晴らしい眺めですよね。
以前、サルデーニャ島のフェニキア人の寄港地・ノラの遺跡(Scavi di Nora)を訪れたことがあります。
遺跡内の小さなローマ劇場でも、夏の音楽祭を行うのですが、
舞台の背景には、地中海が広がっているんですよね。
音響の良い会場での演奏も素晴らしいですが、
この開放的な空間、大空の下での演奏も、迫力があるのだろうな…と。
ふと、そんなことを思い出したりしていました。
「2009年サルデーニャ旅行記」は、今後、掲載予定ですので、お楽しみに!
塔(Torre)
ヴィッラの中にあるこちらの塔は、登ることができるとのこと。
もちろん、登らなくてはです!
なかなかの急な階段…。
実は、この前に滞在していたマテーラ(Matera)で、左脚を痛めた私。
まだ、この時も続いていて、「痛たたた…、痛たたた…」と、足をひきずりながら、上がっていきます。
なんと、塔の中は、予想外の近代的な階段になっていました。
老朽化に伴い、大工事を行ったそうです。
それでも、階段は続く、続く…。
やっと、塔の上に到着です!
ガラス越しですが、またまた美しいパノラマが広がります。
頑張って登ってきた甲斐がありました。
ゆっくり眺めを楽しみ、ゆっくり階段を降りました。
ヴィッラには、色鮮やかな花々も溢れています。
大好きな紫陽花の花(ortensia)も、沢山咲いていました。
もう少し、ラヴェッロの街を散策します。
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