カピトリーニ美術館
<イタリア旅行記(2009年夏・サルデーニャ島&ローマ)no.85>
最後に、訪れた場所は、カピトリーニ美術館(Musei Capitolini)です。
世界最古の美術館。
天才ミケランジェロが設計したカンピドーリオ広場を真中に、
新宮&コンセルヴァトーリ宮、両方に、多くの作品が置かれています。
カピトリーノの雌狼
(Lupa Capitolina)
ローマの建国の祖・ロムルスとレムスの双子兄弟が、雌狼の乳を飲んでいる姿を現しています。
もちろん、オリジナルのブロンズ像です。
造られた時期は、「オオカミ像は紀元前、双子兄弟は、15世紀頃」と言われていましたが、近年の調査で、オオカミ像も、13世紀頃なのでは…という説が、出てきたそうです。
どちらにしろ、500年以上も前の作品です。
ローマと関わりのあった他の街でも、見かける事が出来るレプリカのオオカミ像。
私のイタリアの故郷・シエナ(Siena)でも、置いてありました。
オリジナルを、見るのは初めてだったので、嬉しかったです。
窓から見える、カンピドーリオ広場
(La vista di Piazza del Campidoglio dalla la finestra)
広場中央にあるマルクス・アウレリウス帝の騎馬像。
広場にあるのは、レプリカですが、こちらのオリジナルも、この美術館の中にあります。
アウレリウス帝の騎馬像(オリジナル)
(La statua di Marius Aurelius originale)
広い空間に、ポツンと中央に置かれているアウレリウス帝。
思わず、じーっと見つめながら、ゆっくり、像の周りをグルグルグル。
かなり、迫力がありました。
遺跡群(Rovine)
そして、美術館から見える遺跡群。
フォロ・ロマーノとの間にある遺跡ですが、こちらからの景色も素晴らしいですよ。
ローマの街に、本当に、多く点在している遺跡。
途中、遺跡好きの私でも、お腹いっぱいになる事もありましたが、
ローマ滞在中、何度も訪れ、目にし、過去へタイムスリップ。
満喫していました。
本当に、素晴らしいローマ滞在でした。