【食堂情報】ジェノヴァでの昼食①申告制の庶民派食堂
<イタリア旅行記(2011年 ミラノ & アオスタ & ピエモンテ &ジェノヴァ )no,73>
リグーリア州・ジェノヴァ(Genova)での初めての昼食。
早朝から、ピエモンテ州のアルバから移動してきたので、お腹がペコペコ。
早速、ホテルの受付でお薦め頂いたお店に伺いました。
「美味しい家庭料理のお店だよ」と聞いていたので、ウキウキ、ワクワク。
地図を見ながら、たどり着いた場所は、こちらです。
お店の入口
(Ingresso di trattoria)
「Cucina Casalinga(家庭料理)」の看板があります。
美味しそうな店構えです。
中をのぞくと、老若男女&家族連れに、カップル等々、皆さま、美味しそうにお食事されています。
私も入らなくちゃ!!
店内は、長机がいくつか並び、基本的には、相席。
そして、メニューは、店内に、所狭しと貼られています。
私も、長机の端っこの席に座り、壁に貼られたメニューをじっくり確認しました。
壁に貼られたメニュー
(Menu sul muro)
ジェノヴァで食べたかった、あの料理がある!と、注文したのが、こちらです。
ジェノヴェーゼソースのラザニヤ
(Lasagna al pesto)
トスカーナ州での料理修業中、サポートしていたコックさんも作っていたメニューです。
でも、他のお店で見たことなかったので、コックさんのアレンジ料理なのかな?と思っていたのですが、ちゃんと、ジェノヴァでも出会うことが出来ました。
嬉しいです!
手打ちの卵麺に、ジェノヴァ発祥の、バジルを使ったジェノヴェーゼソースがたっぷり使われています。
濃厚なのに、後味はさらりと、しつこくなくて、美味しいです。
この美味しさを、教室の皆さまにも堪能してもらいたく、
翌年・5月に、アルベロ料理教室のメニューとして、ご紹介。
手打ち卵麺を作って、ジェノヴェーゼソースを作って … と、少し時間はかかりましたが、とても喜んで頂きました。
ジェノヴェーゼソースのラザーニャ(Lasagna al pesto)
(2012年5月レッスン・ご紹介)
もちろん、食べたのは、このラザニアだけではありません。
なぜか、イタリアに来ると食べたくなるのが、フリット(Fritto)。
揚げものです。
ズッキーニの詰め物 & ポテトのフライ
(Fritto di zucchine e patate)
シンプルな家庭料理ですが、美味しいのですよね。
そして、イタリア人は、ポテトフライが大好き。
じゃがいも自体の味が美味しいのも、その理由のひとつ。
実は、私は、イタリアに来るまで、どんっと、お腹に溜まるじゃがいもが、あまり好きではありませんでした。
でも、イタリアで、じゃがいものオーブン焼きを食べてから、その美味しさ、ホクホク感が大好きになり、今では、良く食べる食材となりました。
不思議ですね。
そして、最後のデザートは、こちら!
ティラミス
(Tiramisu`)
ココアは振られていませんが、ちゃんと、ティラミスです。
ホイップクリームも入っているので、ふわふわっと、かなり軟らかい食感でした。
そして、何といっても驚いたのが、お会計の方法。
なんと、申告制だったのです!
食後、伝票らしきものはなく、「お会計は?」と聞くと、
「あそこに並んで」と言われて、そちらを見てみると…。
レジを打っているマンマの前に、食事を終えたお客様が、数名並んでいて、私も、最後尾に並びました。
私の順番になりました。
「何、食べた?」と聞かれて、
「ええっ~っと、ラザニア、フリットと、ティラミス。
それから、1/4白ワイン」と、私。
それを伝票に、さらさらっと書いて、計算して、「10.5€」とマンマ。
まず、申告制に驚き、そして、その安さに、もう一度、ビックリ!
10€ 札を一枚出してから、コインを探していたら、「いいわよ、これで」とマンマ。
「マンマ、商売っ気なさすぎです…( 私の心の声 )」。
チップを兼ね、少し多めのお支払して、「Grazie!(ありがとう)」。
お料理も美味しかったし、ガチャガチャっとした、こういう食堂の雰囲気も大好き。
本当に、庶民派食堂、ごちそうさまでした!
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