私の青春☆懐かしいシエナの街
<イタリア旅行記(2016年北イタリア)No.48>
トスカーナ州のちょうど真ん中に位置する古都・シエナ(Siena)。
初めて訪れたのは、1999年の9月。
2ヶ月程、シエナ郊外の料理学校での研修準備を終えて、ご縁があって
シエナのレストラン「Ristorante da ENZO」に入店。
シエナで暮らしていたのは、一年弱でしたが、やはり、今でも、私のイタリアの故郷は、と聞かれたら、「シエナです」と答えます。
バンキ・ディ・ソプラ通り
(Via Banchi di Sopra)
レストランから、街の中心・カンポ広場までの一本道。
あの時も、クリスマスを、ここで過ごしていたのに、こんなクリスマスの飾り付けがあったことも覚えていない程。
毎日、この道を歩いていたけれど、今、思い返すと、ずっと、下ばかり見て歩いていた気がします。
本当に、しんどかったからな…。
サリンベーニ広場(Piazza Salimbeni)
有名な広場にも、大きなクリスマスツリーがありました。
左奥が、サリンべーニ宮殿(Palazzi Salimbeni)、そして、右手の建物が、
イタリア最古と呼ばれるモンテ・ディ・パスキ銀行(Banca Monte dei Paschi di Siena)です。
ふと、横の小路を見ると、垂れ幕が飾ってあります。
シエナの夏の風物詩、競馬際・パリオ(Palio)。
この年は、どうもオオカミ地区:ルーパ(Lupa)が勝利したようです。
シエナ市内 17地区対抗の競馬祭。
その夏の勝者は、年内いっぱい、勝利を喜び称えられ、その様子を街中で見ることができるのですよね。
私も、観戦したことがありますが、とにかく、熱い!
パリオの期間のシエナは、その熱気で、気温が2~3℃上がると言われるほどです。
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☆パリオについて、他、シエナ滞在記は、こちらからご覧頂けます。
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そして、このメイン通りには、有名なパティスリーもあります。
ナンニーニ(NANNIN)
「手土産に迷ったら、ナンニーニに行け」というぐらい、
シエナでは、有名なパティスリーで、定番のデザート類が揃っています。
よく見ると、看板の下に、日本語表記もありました。
これまで、気づかなかったのですが、日本人観光客も多いシエナ。
日本語対応しているようです。
個人的に、大好きなショーウィンドウ。
眺めているだけでも、お腹がグ~っとなってしまいます。
あ、美味しい生ハムが食べたい…。
そして、こちらも大好きな、大好きな、シエナの大聖堂です。
お天気も良く、本当に、青空に映えて、神々しいです。
シエナ大聖堂(Duomo di Siena)
働いていた時も、昼休憩中に、何度も訪れた場所でもあります。
何をするというわけでもなく、ただ、眺めているだけでも、クールダウン。
気持ちが落ち着いたのを、覚えています。
私の青春でもあった、イタリアでの料理修行。
特に、初めての街・シエナでは、一日、一日を懸命に過ごしていたことが
本当に、懐かしいです。
また、色々と落ち着き、戻れることを願って…。