見出し画像

リグーリア州で、仕込みのお手伝い②

<イタリア旅行記(2007年春・リグーリア&ミラノ)no.27>

サンティーナ先生の料理教室(仕込みのお手伝い)・2日目。
まず、魚の下処理からスタートです。

画像6
シャコ(Cicala)&トゥリッリア(Triglia)

なんと、立派なシャコ。
トスカーナでの料理修行した場所は、内陸部(シエナ&モンテカティーニ・テルメ)だったので、厨房で、お目にかかったことはなかったのですが、
ここ、チンク・エテッレ(Cinque Terre)では、良く使われる食材だそうです。

トゥリッリアは、ヒメジ似のピンク色の魚。
手のひらサイズで、イタリアでは、本当に、良く食べられています。
こちらは、トスカーナでも、よく使っていました。

小振りながら、ソテーしても、フリットにしても、美味しいお魚です。
どちらも、トマトソースと相性抜群!
パスタソースとして使うそうです。

画像6
トゥリッリアのトマトソース
(Salsa di triglia)

途中、お腹が、グーッっと鳴った私。
焼いたパンに、黒オリーブペーストを塗って、松の実をパラパラ散らし
「食べなさ~い」と出して下さったサンティーナ先生。

松の実も、黒オリーブオイルも、リグーリア州の特産です。
まさに、地元のスペシャリテ。

画像6
画像4
黒オリーブペースト&松の実のクロスティーニ
(Crostini con pesto di olive nere e pinori)

美味しいです!

そして、蛸のマリネ(Polpo marinato)
茹でたじゃがいもを合わせて、これも、良く食べられている前菜だそうです。

画像6
蛸とじゃがいものマリネ
(Polpo marinato con patate)

2日目ともなると、先生も私も、色々な食材の話、日本料理、
もちろん、イタリアの食文化の話等もするようになりました。

ちょうど、旬のアンティチョーク(Carciofo)の話題にもなり、
日本では、なかなか高くて…、と言っていたら、今朝、作ったのよ!っと、
前菜のアンティチョークのタルト(Torta di cardiofi)を見せてくれました。

画像6
アンティチョークのタルト
(Torta di cardiofi)

「ひと口食べる?」っと、聞かれて、「もちろん」と即答する私。

アンティチョークのシャクシャクっとした食感と、味わいが何とも言えなくて、にっこり。
その、私の顔を見てか、「もっと食べなさい」、とサンティーナ先生。
結局、ひと口では、終わりませんでした。
美味しかった。

この後、作ったお料理を、夕食として頂くのに。
この日も、試食というには、かなり多い量を、食べてしまいました。
夕食までに、少し、歩いて、お腹を減らさなくちゃです。

いいなと思ったら応援しよう!

食の工房オフィスアルベロ【イタリア料理教室 in 神戸】
お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。