スポレート散策 & サン・グレコリオ・マッジョーレ教会
<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.27>
スポレート(Spoleto)滞在・最終日。
改めて、スポレートの街を散策します。
古代ローマ劇場跡
(Teatro Romano)
中心街にあるリベルタ広場(Piazza della Liberta`)の南側にある劇場跡。
ローマのコロッセオ(Colosseo)、ヴェローナのアレーナ(Arena)のような
大きな劇場跡も魅力的ですが、イタリアの色々な街に残っている
小さな古代ローマ劇場跡も味があります。
市民の娯楽の場所として、生活の一部として、現在まで残り、溶け込んでいるんですよね。
ちょうど、夏の音楽祭期間中だったので、この劇場も舞台が設置されて、
毎日、バレエやコンサート、演劇等が、日替わりで、上演されていました。
スポレートの街の中には、あちらこちらに、古代ローマ時代のままの石造りが残っています。
こちらの、石のアーチ(Arco di pietra)も、そのひとつ。
見落としてしまいそうですが、よ~く見ると、少し苔も生えていたりと、
周りの建物と石の景色が違っています。
決して、大きな街ではありませんが、このような小さな ‟ 遺跡 ”を
探すのも楽しいものです。
スポレートを歩いていて、こんな場面にも、遭遇しました。
右側の溝は、古代ローマ時代のもの。
そして、その横を走る、クラシックな赤い車。
新旧のコラボレーション、良いですね。
こういう、瞬間的な映像が、なんとも言えず、大好きです。
ノルチャ行きのバス停留所がある、ヴィットリア広場(Piazza di Vittoria)。
その横にあるサン・グレゴリオ・マッジョーレ教会(San Gregorio Maggiore)も、覗いてみました。
教会の内部
(Interno di chiesa)
とてもシンプルな内装ですが、それが、より重厚感というのでしょうか。
どっしりと、落ち着く空間となっています。
そこに、差し込む陽の光で、ライトアップされて、本当に美しい…。
教会は、本当に様々。
色彩豊かな絵画や、フレスコ画で溢れている美術館のような教会もあれば、
石造りの素朴な教会もあって。
私は、建築物、アート鑑賞として、教会巡りをしますが、
本当に、それぞれの魅力があり、興味深いです。
これも、イタリア旅の楽しみのひとつです。