イタリアの蒸留酒・グラッパ
<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.42>
コルティーナ・ダンペッツォ(Cortina d'ampezzo)で見つけた食材店。
色々な食材が置かれていました。
フェンネル(Finocchio)をはじめ、野菜類が所狭しと置かれています。
フェンネル(Finocchio)
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今月のレッスン(2019年4月)で、ご紹介した食材のフェンネル。
皆さまにも、喜んで頂き、私も嬉しかったです。
フェンネルと豆のサラダ・チーズ添え
(Insalata di finocchio e fagioli cotti)
サーモンとフェンネルのリングイネ
Linguine con finocchio e salmone
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きのこ型をした瓶詰め、きのこのオイル漬けが入っていました。
香りづけで、違うハーブが色々、大きさも色々。
奥には、ワイン、食後酒が沢山並んでいます。
このヴェネト州(Veneto)は、イタリアの蒸留酒「グラッパ(Grappa)」が、造られている地域。
もちろん、このお店でも、置いてありました。
ずらりと並ぶグラッパ達
(La grappa è in fila)
透明のもの、リゼルバ(Riserva)と呼ばれる琥珀色のもの、
そして、果実を漬け込んだもの…、色々あります。
もともとは、ワインが高価で、市民が手を出せなかった時代、ワインの搾りかすを再利用して、蒸留させて造ったもの。
寒い地域では、このアルコール度数が40%近くあるこの「グラッパ」を、
ぐいっと飲んで身体を温めたそうです。
中部イタリアでも見ることができますが、
小さな街の食材店で、ここまで種類が揃っているのは、
やはり、グラッパ造りのお膝元だからでしょうね。
思わず、ひとつひとつ、眺めてしまいました。
干しイチジクと干しぶどう
(Fichi e Uvetta con Foglio di Limone)
レモンの葉で、包まれています。
まるで、アニメの「トトロ」が持っていそうな、可愛らしい包み。
本当に、興味深いものが沢山です。
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