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フェラーラの名菓 ☆ パンパパート!
<イタリア旅行記(2016年北イタリア)No.61>
スパイシーな香りと香ばしいアーモンドが入っていて、イタリアでは珍しく甘さ控えめのチョコレート菓子「パンペパート(Pampepato)」。
ただ、私が、購入したお店「レオン・ドーロ(Leon d'oro)」では、表記は
「パンパパート(Pampapato)」になっていました。
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レオン・ドーロの「パンパパート」
(Pampapato di Leon d'oro)
私「あれ、パンペパートじゃない…。 これ、違いますか?」
と、お店のスタッフに聞くと、
「そう、これよ。でも、こしょう(Pepe)は入っていないし、
フェラーラでは、最近は、パンパパートと呼んでいるところも多いのよ」っと。
では、パパート(Papato)とは、なんぞや。
辞書で調べると「教皇権、教皇の位、教皇庁」。
修道院で作られ、祭日に、枢機卿や司祭に贈ったのが始まりと言われている
このお菓子は、エステ家が繁栄したこの街・フェラーラでも、とても好まれ、
一般市民にも広がっていったそうです。
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こしょうは入っていないものの、シナモン、ナツメグ、コリアンダー等、
様々なスパイスで香りづけされていて、ゴロゴロっと入っているアーモンド。
生地は、きゅっと、目が詰まっているのだけれど、意外と軟らかい食感。
チョコレートで、コーティングされているので、見た目も美しい。
甘さ控えめなのも、ちょっと嬉しくなります。
このお店では、手のひらサイズから、大きなケーキサイズのものも
どんっ!と、山積みで売られていていました。
フェラーラでは、一年中食べられている人気のお菓子だそうです。
ちなみに、中部イタリア・ウンブリア州にも、同じようなチョコレート菓子の
「パンペパート(Pampepato)」があります。
こちらは、しっかり、こしょう(Pepe)が入っているスパイシー菓子。
クリスマス時期に、食べるものだそうで。
フェラーラのパンパパートと、ウンブリア州のパンペパート。
食べ比べてみたいです。
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【カフェテリア & レストラン情報】
☆レオン・ドーロ(Leon d'oro)
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