イタリア大好き!⑥ 素晴らしい絵画芸術・フレスコ
フレスコ画(Affresco)も、必見です。
イタリア各地、様々な教会に残るフレスコ画は、そこでしか見ることができない絵画芸術です。
私が、印象的だったのは、ジェノヴァ(Genova)で、最も古い教会のひとつ
サンタ・マリア・ディ・カステッロ教会(Santa Maria di Castello)の回廊の壁に描かれているフレスコ画「受胎告知(Annunciazione)」です。
15世紀中頃から、ジェノヴァで活躍した芸術家、ジョヴァンニ・マゾーネ(Giovanni Mazone)の作品ですが、古い教会を12世紀前半に改修した、この教会の長い歴史も刻まれ、スタッフの方から説明を受けながら鑑賞すると、とても感慨深いのです。
ジェノヴァ旧市街内でも、特に古い町並みが残る地域で、家々が建て込む中に、ぽつんと佇む教会は、初めてだと辿り着くのが難しく、驚くほど地域に溶け込んでいます。
教会の床下には、防空壕もあり、第二次世界大戦時には、地元の方々を守ったそうです。
地元の方々の拠り所でもあり、ジェノヴァの長い歴史を見てきた教会の回廊に、このように美しく残っているのが素晴らしいと、私は感じるのです。
こちらも必見!
パドヴァ(Padova)の「スクロヴェーニ礼拝堂(Cappella degli Scrovegni)」。
ジョット(Giotto)の最高傑作、ジョット・ブルーと呼ばれる色彩が美しく、聖母とキリストの生涯が描かれています。
只々、美しい…。
以前は、写真撮影禁止だったので、絵ハガキでのご紹介になりますが、最近は、写真撮影可(フラッシュ禁止)になっています。
もし、機会があれば、是非、この美しいジョット・ブルーを味わって頂きたいです。
そして、忘れてはならないのが、ミケランジェロの「最後の晩餐(l'Ultima Cena)」(ミラノ:Milano)です。
こちらも、絵ハガキでのご紹介です。
ネット予約必至!
近年は、ネット予約さえも困難(特に、観光ハイシーズンの時)になるほどで、私としては、少し残念なのですが、ミラノを訪れたら、是非、見ておきたい絵画です。
映像やネットでも見ることができますが、その絵画が醸し出す姿、時を重ねて色褪せた様子、空気感等、その場所でしか感じることができないのも魅力なのです。
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