パスクワ☆復活祭
今日、4月12日は、春を告げる、復活祭。
英語圏では、イースター(Easter)、イタリアでは、パスクワ(Pasqua)と
呼ばれています。
「春分の日の後の、 最初の満月の、次の日曜日 」
「の」が、多いですが…。
その年によって日が変わる「移動祝祭日」のひとつです。
イタリアでの、初パスクワは、料理修行中の、2000年の春。
ちょうど、2か所目の厨房に入る為、移動した街で過ごしました。
トスカーナ州の温泉地、モンテカティーニ・テルメ(Montecatini Terme)。
知る人ぞ知る、歴史あるリゾート温泉地で、
昔は、女優オードリーヘップバーンも、訪れた町でもあります。
ホテルが多く、大量調理の経験もしたくて、イタリア2つ目の料理修業場所として、ホテルの厨房を選びました。
町の中心・ポポロ広場から、丘の上の小さな街・モンテカティーニ・アルトが見えます。
穏やかで、緑が多いなというのが、この町の第一印象でした。
従業員寮に、荷物を置いて、まずは生活備品を揃えるべく、町に出ます。
その時に、見つけたのが、こちらです。
ちょうど、パスクワまで10日程(2000年4月12日)。
ディズニーをモチーフにした、エッグ・チョコレート・アート(Arte cioccolato all'uovo)が飾られていて、とても、可愛らしく、ワクワクと、心惹かれたことを覚えています。
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そして、2007年の春に訪れた、ミラノ(Milano)。
パスクワの時期だったので、街中が、パスクワ仕様になっていて、その雰囲気を楽しみました。
ミラノの老舗お菓子屋さん「マルケージ」。
ここで、教室用に購入したエッグ・チョコレート達です。
購入したのは、手のひらサイズのものばかりですが、
店内には、大きな花束ぐらいのものも、売られていました。
その、大きな花束エッグチョコレートを購入して、小脇に抱えて歩いている
ダンディーなミラネーゼが、いらっしゃって、その姿が、とても、素敵でした。
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パスクワの時に食べるお菓子が、もうひとつあります。
十字架とも、平和の象徴・鳩を模ったとも、言われる形の、発酵パンです。
クリスマス菓子のパネットーネ(Panettone)にも、似ていて、
近年は、日本でも、焼いているパン屋さんが、少しずつ増えてきています。
ひと口食べると、もう少し、もう少しと、手が伸びてしまうのですよね。
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今、とても、困難な状態が、続いています。
来年は、笑顔で、コロンバを、ほお張れる春になることを、願って。